弟子教育とは? わかりやすく解説

弟子教育

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:59 UTC 版)

力道山」の記事における「弟子教育」の解説

力道山死後プロレス界を支えた巨頭であるジャイアント馬場アントニオ猪木彼の弟子であった力道山は、プロ野球出身知名度もあり、肉体的に恵まれていた馬場スター候補としてデビュー当時より特別扱いしていたが、猪木への対応は「靴べらで顔を殴る」「飼い犬番犬として教育する際の実験台にする」「少年猪木一升瓶日本酒一気飲みさせる」「意味もなくゴルフクラブフルスイングして側頭部殴打する」「灰皿投げつける」など、極めて冷酷なものであったと言われている(猪木自身一部語り、古いスポーツ紙記者もそれを書いている。近年でも、当時は本気で殺意覚えたと語る事も)。その一方で弟子の中で、力道山本心から一番可愛がっていたのは馬場でも猪木でもなく、同じ朝鮮半島出身大木金太郎であったともいう。 可愛がっていた馬場にさえも、トレーニング弱気発言をしても我慢強要するなど、横暴な一面があったが、それでも弟子教育合理的な面があったようで、一度目のアメリカ武者修行大成していた馬場が、アメリカ側から催促されていた時に、「お前だけすぐにアメリカ出した周りの奴に妬まれる」と時間置いて出発させたという馬場自身証言があり、まだ付き人だった猪木には「ウェイト100キロ超した武者修行出してやる」と約束していたという。結局力道山生前には猪木アメリカ修行無かった。 ただ、妻の田中敬子は、「主人自宅呼んでいた若手選手は、猪木さんだけ」「部屋猪木さんを呼ぶと肩を揉ませていたんですが、その時プロレス以外の事業仕事打ち合わせをしたり書類読んだりしていて、インタビュー猪木さんがいる前で何度も受けていましたね」として、猪木にだけわざと事業家として側面見せていたことなどを明らかにしている。猪木理不尽に殴られていた点についても「自分息子対す教育スパルタ」「(猪木も)息子同じよう思っていたから、指導厳しくなってしまった側面もあるのでしょう」と語りある種愛情の裏返しであったとしている。 力道山トレーニングと言えばベンチプレス腹筋と足の運動現代で言うヒンズースクワット)の3つ基本考えていた。また、筋肉大きくしたい部位があるという弟子希望聞けば一定期間中ずっと特定の部位のみを鍛えるように命じていた。日本プロレスボディビル練習生としてトレーニング開始した新間寿は、胸と腕の筋肉大きくたかったところ、力道山から「3ヵ月間、オマエベンチプレスだけをやれ」と命じられ当初40kgも上がらなかったウエイトが55kgまで上がるようになった当時ベンチプレス一般に浸透していなかった)。一方で体を大きくするための手法の一つとして相撲稽古有効だ考えていた節もあり、刺殺事件当日には、猪木当時高砂部屋4代・元横綱前田山時代)に一時的に入門させる話までまとまっていたが、急逝のためその話は消滅したという。

※この「弟子教育」の解説は、「力道山」の解説の一部です。
「弟子教育」を含む「力道山」の記事については、「力道山」の概要を参照ください。

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