巨軀種一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 09:11 UTC 版)
大蜘蛛 昆虫型の巨軀種。8つの赤い目と、鉄骨に見紛うほどの8本の極太の足を持つ蜘蛛。身体は軽く見積もっても5m、節足を入れた全長は20m。四肢の一つ一つにクレーン車並みの怪力が込められている。強力な粘着性と強靭さを秘めた白い糸で縛り上げ、牙の下に隠した毒針から分泌する神経毒で自由を奪った餌を巨大な顎で咀嚼する。さらにその毒針は砲弾の如く撃ち出せる。 東京港トンネルの換気塔を住処にして、室内に糸を張り巡らせていた。しかし超人的な視力を持つ一真に発見され、本能的に抱いた恐怖心から彼と交戦するが、足を腕力で引き千切られたため逃亡、大樹の根に潜んで仕留めようとしたが、天を衝くほどの光の粒子の柱で撃ち抜かれ消滅した。 白毛猿(シルバーバック) 巨軀種の1種。四肢が長く、全長は3mはあるGⅢ級の白毛の類人猿。一撃で巌を砕き、都市に甚大な被害を及ぼす。北陸の支配者。近づけさせさえしなければE.R.A兵器で十分対処できるため、さほど恐ろしい種族とはされないが、30年前には群れで襲った戦艦を一刻で沈めたと記録される。 海獅子(オリエントシーサー) 関東から北陸まで広く群れを形成する巨軀種。首の周りの長い体毛と、朱色に輝く結晶粒子体の鰓、赤褐色の身体と鋼鉄の鱗を持つ海棲類。群れの長は雄が務める。肉食でかなり危険な巨軀種。多くはGⅢ級だが、GⅥ級になる個体もあり、GⅨ級からさらに巨大なGM級まで存在する。 また、音響兵器の音波を受けて興奮状態になる新種も発生している。流体の結合緩和や、摩擦操作を行い亜音速で遊泳する。15m以上の巨体を誇るGM級は体内に高純度結晶体を溜めこみ、鬣には鉱石の様なものが光り、硬質化した鱗は多脚型戦車や機関銃の一斉掃射を弾き飛ばす。加えて知能の高い百戦錬磨のGM級は、口内で超圧縮した水流と建造物の瓦礫を放出することで敵を迎撃する。 多頭蛇(スキュラ) 巨大な多頭の蛇。蛇型の巨軀種の特性であるピット器官を持つ為、赤外線を認識する能力がある。右の腹部に神経毒を溜め込む毒袋を持ち、一息でも吸ったら体が麻痺してしまう。さらに口内からは反射性の高い結晶粒子をばら撒き、赤外線阻害で誘導弾の照準を狂わせる。複数の首を超過密度の心臓1つで動かしている。鉱質の鱗に身を包むが、身体構造的に背に乗られてしまえば反撃の手が極めて少なくなるという弱点がある。 西洋種であり、本来は日本諸島には生息しない。しかし、DM級の全長20mを超える個体が大阪一帯の支配者として君臨していた。 欽原(チィンエン) 海没大陸に生息する、飛翔する死虫巨軀種。その正体は幻獣種“合寙 ”が流体操作の能力で作り出す擬態虫。水幻蝶(すいげんちょう) “ジャバウォック”が操る“合寙 ”の遺骸が生み出した個体。元の“欽原”が生み出すものにアレンジが加えられており、海水で造られた青い胡蝶の姿を持ち、水を乖離させて水素爆発を起こすことが出来る。
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