岩戸線関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 05:55 UTC 版)
61:勝田台駅北口〜岩戸線(岩戸線,休止) 64:勝田台駅北口〜もえぎ野車庫(もえぎ野線) 66:勝田台駅北口〜阿宗橋(阿宗橋線) 23:勝田台駅北口〜村上団地・村上車庫(村上車庫線) 岩戸線は東洋バス創業時の路線である。当初は、大和田駅〜下市場〜辺田前〜宮内〜米本(現・阿蘇小学校)〜神野(旧道上、神野十字路の約200m西)〜保品〜岩戸、というルートであった。なお、道路の整備の都合上、ごく初期に吉田を折り返していたとのことである。 この路線ができた理由は、それまで木下側にしか無かったバス路線(京成によるもの、のち阪東に移管)を反対側の京成線にもつなげたいという地元の要望によるものである。当時舟戸大橋が無かった関係で、バスによる最寄の駅は大和田になってしまい、そのような路線ができた。 それからしばらくはルート変更が無かったが後に下宿、保品付近のルート変更(神野地区が非経由となる)が行われた。神野地区を通る路線は他に白井線があったが、これは大師前経由であったため代替にはならず、南側は岩戸線とほぼ同じルートで、下宿以北で逆水、神野を経由する神野循環線を新設したが、短命に終わった。 さらに、1985年頃には大和田駅発着を勝田台駅北口発着に変わり、上高野工業団地経由に変更された。この関係で、米本(現・阿蘇小学校)以南のルートは全く変わってしまった。同時に、大師前、上高野十字路、上高野工業団地を循環する上高野循環線と、村上車庫または上高野十字路の折返便などが新設され、現在は村上車庫折返便のみ。 1994年1月に日医大北総病院が開院し、これに伴い、岩戸から同病院まで延長が行われた(バス路線の開通日は不明)。最初は複数便あったが、利用者がほとんど見られなかったため、数年のうちに1往復に減らされ、1999年11月には廃止されてしまった。 その後、白井線の廃止に伴い、神野十字路を通るバスが無くなってしまったため、一部の便が神野十字路を経由するように変更された。ただし、設定されたのは往復1本ずつと大変少なかった。この経由便については、2004年より神野地区の南に造成中のもえぎ野住宅地内を通るようルートが変更され、神野十字路は通らなくなっている。その後、もえぎ野地区の入居者増加に伴い、2005年4月1日よりこのルートを通りもえぎ野車庫までの折返便(もえぎの線)が設けられるとともに、宅地内に停留所が増設された。なお、もえぎ野車庫には駐輪場が設けられており、近隣からのサイクルアンドライドが可能である。 この便の開通でもえぎ野車庫までは大幅増回となったわけであるが、岩戸までの便に限ればここ十数年で本数が少しずつ減らされている。平成初頭は1〜2時間おきだったものが、2005年1月時点では、数時間に1本となってしまい、休日は4往復になってしまい、千葉県や八千代市、旧印旛村が補助金を交付して運行維持に努めた。 東の方についてだが、阿蘇橋停留所より東側が印旛村の区間である。バス停の名称は「阿蘇橋」だが、橋の名前は「阿宗(あそう)橋」である。阿宗の「阿」は阿蘇(かつてこの地域は阿蘇村だった)、「宗」は宗像(やはり旧村)のことである。バス停名称が「阿蘇橋」になってしまった理由は不明である。岩戸は宗像地区の中心地、と言っても単なる道路の途中という感じである。臼井駅から運行している大成交通の同位置にある停留所名は「中里」と言う。同社の岩戸停留所は東洋では「岩戸三ツ角」に相当する。この大成交通の2つの停留所名は、かつて木下駅〜京成臼井駅間を運行していた阪東バスのバス停の名称と同一だが、この2つが同じということで、他の停留所に異なるものもある。 岩戸線の折返しは岩戸停留所近傍ではなくさらに北側に折返場がある。ここは、かつて阪東バスが大廻新道という停留所を設けており、そこまでの折返便もあった。折返場も阪東と東洋の共用であったが、その後東洋の専用となった。 その後2006年4月1日に、旧印旛村による宗像路線バスの一部の便が吉田地区まで乗り入れることとなり、吉田〜岩戸〜印旛日本医大前駅間の足が確保された。これを受け、東洋バスは勝田台駅北口〜岩戸間の路線を休止することを千葉県バス対策地域協議会葛南分科会に申し出た。同分科会の協議の結果、同線の休止を認め、もえぎ野線の一部の便を八千代市東端の須賀地区まで延伸することで、同線のほとんどの区間を他のバス路線が包含することとなった。また国、県、関係市村からの補助金の交付は2006年9月30日までとなった。これらを受けて、翌10月1日付で同線を休止し、もえぎ野線のうち平日の4回を阿宗橋(同日付で阿蘇橋より改称)まで延長することとした。
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