日本海総合病院
山形県立日本海病院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 23:16 UTC 版)
「JR羽越本線脱線事故」の記事における「山形県立日本海病院」の解説
この事故では、山形県酒田市の山形県立日本海病院の対応が早かった。 日本海病院では、この年の12月3日に有事を想定した対処訓練を行ったばかりであり、この訓練が、半月後に発生した事故の現場で役に立った。日本海病院は事故発生の一報を受けると、速やかに救急医療センター副センター長と看護師からなる医療チームを事故現場に派遣した。 21時前に現場に到着すると、救助隊とともに、一人がやっと入れるほどの狭い救助現場に入り、要救助者に対して点滴の投与などの治療を行うとともに、レスキュー隊に対して医学的なアドバイスを行った。これにより、クラッシュ症候群などを防ぐことが可能となり、死者の増加および救助者の後遺症を食い止めることができた。日本海病院内でも、全医師を緊急招集し、救助者が到着するまでの間に首提げのトリアージ・タッグ(名前・症状・加療の状況などを一覧できるボード)を大量に用意するなど、初動は迅速であった。 庄内余目病院など、救助者が搬送された他の病院においても、救急救命士など救急隊員と病院との話し合い・研修が他の地域に比べて盛んに行われており、救急隊員と医師との連携も密になっていた。
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