小田急1900形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/19 04:39 UTC 版)
小田急1900形電車(おだきゅう1900がたでんしゃ)は、小田急電鉄がかつて保有していた電車の1形式。
|
|
|
注釈
- ^ ABFは三菱電機の直流電車用自動加速形制御装置の形式名で、本来は三菱電機の提携先であるアメリカ・ウェスティングハウス・エレクトリック (WH) 社製制御器の形式名に由来し、A:Automatic acceleration(自動加速) B:Battery voltage(低電圧電源) F:Field Tapper(弱め界磁制御)の各機能に対応することを示す。
- ^ 1948年12月に820形が神戸の川崎車輛で竣工している。
- ^ しかも、いずれも従来は車体長14mから16m級の車両を運行しており、その受け入れに当たっては大規模な地上設備の改修を要した。中でも山陽が優先されたのは、それに加えて受け入れ線区の半分が路面電車上がりで、架線電圧や軌間の相違、それに変電所の容量不足を解決する、というほとんど新線建設に等しい過酷な受け入れ作業が必要であったことに理由があろう。
- ^ これは1600形に使用されていた三菱電機製MB-146系主電動機が上述の規格型電車用125馬力級規格型電動機の1つとして選定されたことによるところも大きい。
- ^ これは規格型の基本方針として、入手の容易な規格寸法のガラスを使用することで資材調達の便を図るという目的もあったが、それと同時に混雑時の換気を改善する目的で側窓を完全上昇式の2段窓としたため、窓寸法をやや縮小せざるを得なかった、という事情も関わっていた。
- ^ 1900形の項でも記した通り、私鉄向け2扉セミクロスシート車としては同じ川崎車輛が製造した山陽電気鉄道820形が戦後初であり、本形式はそれに続く2番目の事例であった。なお820形の方が、窓寸法が若干大きく、連結面が切妻となるなど、若干違いがある。
- ^ 進駐軍専用車両が白帯を入れていた事例は除く。
- ^ 端子電圧750V時定格出力93.3kW/750rpm。WH社製WH-556-J6(端子電圧750V時定格出力74.6kW、定格回転数985rpm)を基本とする。
- ^ 初期製造分のデハ1900形とは多少スタイルが異なっていた。
- ^ 制御線をABFと互換性を持つように結線して使用された。
出典
固有名詞の分類
- 小田急1900形電車のページへのリンク