小田急1500形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:57 UTC 版)
小田急1500形電車(おだきゅう1500がたでんしゃ)は、かつて東京急行電鉄(大東急)・小田急電鉄で使用されていた電車である。
注釈
- ^ 小田急では1600形の側面窓が高さ950mm、1700形・1900形では850mmであった。
- ^ この車両は1925年に汽車会社で製造した筑摩電気鉄道(現在のアルピコ交通)の注文流れとの説もある。
- ^ 小田原線から転属していたデハ1350形デハ1366・1367を含み、無蓋貨車2両を含まない両数。
- ^ 当時は台車形式はなかったが、後に京王帝都電鉄においてK-8と呼称されている。
- ^ 台車と同じくデハ1400形(旧モハ100形)のSE-139-Bと推測されている。
- ^ この2両が転属した理由としては二つの説があった。一つは「1943年5月に小田原線から井の頭線に転属したデハ1366・デハ1367の代替である」というもので、もう一つは「当初計画では新車7両のうち3両(デハ3550形)を東横線に、4両(デハ1700形)を小田原線に配置する計画であったが、永福町車庫の被災により7両全てが井の頭線へ配置されたため、この代替として井の頭線の復旧が進んだことから小田原線へ転属させた」というものである。
- ^ 国鉄においても1946年頃から63系電車を「復興整備電車」として整備導入していた。
- ^ 竣工図上では1501は1951年4月に室内と艤装の一部変更工事を、1551は1952年4月に艤装標準化工事を実施したとされている。
- ^ ABFは三菱電機の直流電車用自動加速形制御装置の形式名で、本来は三菱電機の提携先であるウェスティングハウス・エレクトリック (WH) 社製制御器の形式名に由来し、A:Automatic acceleration(自動加速) B:Battery voltage(低電圧電源) F:Field Tapper(弱め界磁制御)の各機能に対応することを示す。
出典
- ^ 電気車研究会『鉄道ピクトリアル』通巻679号 p178
- ^ a b 大幡哲海「私鉄車輛めぐり164 小田急電鉄」『鉄道ピクトリアル』通巻679号 p.256
- ^ a b 大幡哲海「私鉄車輛めぐり164 小田急電鉄」『鉄道ピクトリアル』通巻679号 p.258
- ^ a b c d e f 『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション1 小田急電鉄1950-60』p.55
- ^ a b c d e 『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション1 小田急電鉄1950-60』p.56
- ^ 荻原俊夫『東急電車形式集.2』p.142
- ^ 深谷則雄, 宮崎繁幹, 八木邦英『小田急電車回顧 第2巻』 p.136
- ^ a b 山下和幸『小田急電車形式集.3』p.9
- ^ a b 山下和幸『小田急電車形式集.3』p.5
- ^ 山下和幸『小田急電車形式集.1』p.122
- ^ a b 山下和幸『小田急電車形式集.3』p.4
- ^ 鈴木重久「ロマンスカーの夜明け前」『鉄道ピクトリアル』通巻829号 p.151
- ^ 山下和幸『小田急電車形式集.3』p.8
- ^ 深谷則雄, 宮崎繁幹, 八木邦英『小田急電車回顧 第2巻』 p.142
- ^ 深谷則雄, 宮崎繁幹, 八木邦英『小田急電車回顧 第2巻』 p.7
- ^ a b 深谷則雄, 宮崎繁幹, 八木邦英『小田急電車回顧 第2巻』 p.8
- ^ 生方良雄「私鉄車輛めぐり(37) 小田急電鉄」『鉄道ピクトリアル アーカイブス1 小田急電鉄1950-60』p.48
- ^ 生方良雄「私鉄車輛めぐり 小田急電鉄(補遺)」『鉄道ピクトリアル アーカイブス1 小田急電鉄1950-60』p.78
- ^ 「甦る読者通信 1953~1965」『鉄道ピクトリアル アーカイブス1 小田急電鉄1950-60』p.131
- ^ 岸上明彦「他社へ転出した小田急の車両1999年版」『鉄道ピクトリアル』通巻679号 p.200
- 1 小田急1500形電車とは
- 2 小田急1500形電車の概要
- 3 概要
- 4 脚注
固有名詞の分類
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