地球連邦軍・サナリィ 0112年
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「機動戦士ガンダムF90」の記事における「地球連邦軍・サナリィ 0112年」の解説
パッツィ・アンゲリカ 地球連邦軍第13実験船団チームBに所属する、F90 2号機の女性テスト・パイロット。31歳。フリーランスのMSパイロットであり、チームBでは少尉待遇となっている。ひとり息子のリヴを伴って各地を転戦し、データ収集をおこなう。普段はニューヤークにあるアパートでリヴと暮らしている。 窮地におちいっても、決してあきらめずに勝利を導く。ランデッガー重工のティグリスとの交戦の際、増長するリヴをハルファイターから連れ出すためにコックピットから出たところをグリゼルダ機が急襲、リヴが応戦したため爆発に巻き込まれて戦死。 リヴ・アンゲリカ パッツィの息子。13歳。父親については不明。母を何よりも慕う少年で、チームBのスタッフたちにも可愛がられている。ヘルプとのジャンケンで勝ち続けたり、敵の襲撃を察知して体調が悪くなる、戦闘中にパッツィやシエラが彼の「声」を聞くなど、ニュータイプ (NT) の素養が見られる。 パッツィが身体検査を受けている間、周りの大人が子供扱いすることに腹を立て、2号機で無断出撃する。実はシミュレーターによってMSの操縦を習得しており、そのデータを秘密裏に取得したジョブ・ジョンはNT用の装備であるNタイプの適合者に見いだす。 チームBの最後のテストの直前、パッツィに将来は連邦軍の士官学校を出て母のようなエース・パイロットを目指したいことを告白する。テスト開始直前にチームBが傭兵集団GBGの襲撃を受け、デッキに残されたヘビーガンで出撃しようとするが、デッキが攻撃されて穴が空き、宇宙に吸い出されそうになる。その際に偶然そばにあったハルファイターに乗り込み、GBGのジムIII 1基を撃破。窮地におちいる2号機のもとに向かい、合体してNタイプとなる。リヴに操縦が移譲したNタイプはオイエル・ランデッガーのティグリスを圧倒する。増長するリヴは、勝敗が決したあともヒルトファンネルでとどめを刺そうとするが、パッツィの説得で我に返る。しかし、グリゼルダ・ジアの満身創痍のティグリスが襲いかかりリヴが応戦、パッツィは爆発に巻き込まれてしまう。激昂するリヴはヒルトファンネルをグリゼルダ機に向かわせるが、その射線上にあった自機を両断する形になってしまい、2号機は大破する。 へルブ・ヘイデン チームBのメカニックマン。44歳。暇を見てはリヴにシミュレーターでMSの操縦を教えるが、のちにそのことを後悔する。0115年にはFFの整備長となる。0122年には情報局に転属し、サングラスをかけ、FFに関する情報を消して回っている。 ギデオン・ブロンダン チームBの戦力増強および2号機のアグレッサーとして配備されたF89のパイロットで、階級は中尉。当初はフリーランスであるパッツィを見下すが、2号機との模擬戦で逆転負けを喫し、態度を改め謝罪する。また、リヴの2号機での無断出撃の際にはF89で追いかけ、叱責せずにリヴの気持ちを理解し、説得して連れ戻す。 0115年(当時36歳)にはFFに転属となり、MS隊隊長並びに2号機およびディルの後見人を任され、ふたたびF89(コード・ネームF004、ファストフォー)に搭乗するが、Nタイプを運用しない場合に限りF90 2号機に搭乗する。 0116年には大尉に昇進、引き続き新生FFの隊長としてF89(指揮官仕様)に搭乗する。 シエラ ショートカットの女性パイロットで、パッツィの以前からの友人。ヘビーガン(機体番号02、コードH002)に搭乗する。GBGの襲撃の際に戦死。 ゲイツ、デューク、オクト アグレッサー役を務めるリゼル小隊のメンバー。ゲイツが隊長で、階級は中尉。機体番号はデュークが01、オクトが02、ゲイツが03。のちにグスタフ・カールに乗り換えるが、GBGの襲撃の際に全滅。 テオバルト MSパイロットのひとりだが、乗機は不明。パッツィを「コブ付き」と言ったところをリヴに聞かれて喧嘩になり、リヴが2号機で無断出撃するきっかけを作る。
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