地下鉄 新橋駅の生存者たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:38 UTC 版)
「252 生存者あり」の記事における「地下鉄 新橋駅の生存者たち」の解説
重村誠 演 - 山田孝之 都内の病院で研修医として働いているが、その仕事ぶりは縫合もままならないほど。災害発生当時は新橋駅のホームにおり鉄砲水に襲われたが、何とかホーム脇の柵に掴まったため流されることなく無事で、後に祐司に発見される。祐司の応急処置を見て「完璧だな」と評価した。父親も医師であるが、担当した患者が死亡し遺族から告訴され、さらにそのショックから重度のうつ病を患っており、そんな父を見て医師を辞めようと考えていた。しかし同じ生存者で怪我を負っていたスミンを助けるべく自らの血液を輸血し病状を安定させたことがきっかけで志を改め、さらにそれまでは他のメンバーらとは非協力的で何かと突っかかっていたが自ら救難信号を発信する役割を担うなど、一連の災害を通して性格面で大きな変化を見せた。 藤井圭介 演 - 木村祐一 大阪弁を話す中年男性。災害発生当時は新橋駅にいて、その後旧新橋駅へと繋がる扉の中に逃げ込んだため鉄砲水の被害を免れた。妻子持ちで子供が9人おり、現在も妻のお腹の中に新たな子供を宿している。話によれば心音が3つ聴こえるとのことである。大阪の中小企業の社長を務めており、自社の試作品である熱帯魚の水槽の循環装置を売り込むために東京へ来ていた。後にこの試作品が、同じ生存者であるスミンを救うカギとなる。 キム・スミン 演 - MINJI 片言の日本語を話す韓国人女性。日本へ出稼ぎに来ており、普段は夜の仕事をしている。災害発生当時は祐司と同じ電車に乗っており新橋駅で下車、ホームに1人でいたしおりを保護しホームにあった倉庫の中へ逃げ込んだため鉄砲水の直接的な被害を免れた。しかし左腕に傷を負ったほか腹腔内出血を併発し一時は命の危険にさらされたが、重村や他のメンバーの協力のもと輸血を施され、ひとまず病状は安定した。結婚を控えている弟がいたが、災害発生の日に交通事故で亡くなった。レスキュー隊に救助され搬送される際に藤井から「新商品を売りまくって、あんたの店で豪遊する」と告げられたが、「弟の葬儀があるからしばらく休む」と韓国語で返したのち「うちの店、高いよ?」と日本語で伝えた。 篠原しおり 演 - 大森絢音 祐司の娘。耳が不自由であり両親とは手話を用いてコミュニケーションを取っている。一方日頃から声を出す練習に励んでおり、作中では何度か声を発している場面がある。災害発生当時は由美と行動を共にし祐司との待ち合わせ場所である銀座へ向かおうとしていたが、新橋駅へと避難してきた人混みに巻き込まれ由美とはぐれてしまい、ホームで1人しゃがみこんでいたところに偶然通りかかったスミンに保護された。その後祐司にスミンと共に発見され、以降は他の生存者らと行動を共にしていたが、避難先の旧新橋駅で天井の崩落事故に巻き込まれ下敷きになってしまった。当初は死んだと祐司は思い込んでいたが生きており、他のメンバーらが行っていた『252』の発信を見て覚えていたため祐司からもらった誕生日プレゼントのダイヤを使って瓦礫の中で『252』を発信し続けた。
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