在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件(2019年)
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「在スペイン朝鮮民主主義人民共和国大使館」の記事における「在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件(2019年)」の解説
詳細は「在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件」を参照 2019年2月22日、マドリードの共和国大使館に複数の暴漢が闖入して、大使館職員らを数時間拘束してコンピューターを盗んだ。ワシントン・ポストの報道によると、反共和国分子「チョルリマ・シビル・ディフェンス(千里馬民防衛。後の自由朝鮮)」が襲撃事件に関与しているとの疑いが指摘されていた。同年3月26日、スペイン当局が事件の裁判記録を公開したことにより、被疑者が自由朝鮮(3月1日に千里馬民防衛より改称)に所属する者であったことが白日の下に晒され、先の報道が単なる風聞ではなく事実であることが立証された。同月28日、自由朝鮮は自らのウェブサイトで「北朝鮮内の革命同志とともに金正恩政権を根本から揺さぶる」と豪語して、憚ることなく国家転覆を主張した。同月31日、共和国の外務省報道官が大使館襲撃事件を指して「重大なテロ行為だ。このような行為は国際的に絶対に許されない」と非難した。
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在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件
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「自由朝鮮」の記事における「在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件」の解説
2019年2月22日、スペインの北朝鮮大使館が襲われ、コンピューターなどが奪われる事件が発生(在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件)。事件当初より自由朝鮮の関与が疑われており、後に自由朝鮮側も関与を認める声明を出している。 2019年3月26日、スペイン当局は、自由朝鮮のメンバー少なくとも10人が大使館襲撃に関与したとした上で、メンバー7人の氏名と誕生日を公表した。 2019年3月31日、朝鮮中央通信が事件の発生について初めて言及。自由朝鮮の名前は出さないものの「大使館員らを束縛、殴打、拷問して通信機材を強奪した重大なテロ行為」を非難した。また、北朝鮮の報道官は事件に自由朝鮮と情報を共有したとされるFBIが関与したという情報を注視しているとも述べた。一方、スペインのメディアはスペイン当局の情報として、CIAが関与したと報道した。4月16日、CIAは事件への関与を否定した。 2019年4月19日、アメリカ当局は実行犯として、自由朝鮮のメンバーである元アメリカ海兵隊員を逮捕したほか、アメリカ在住の自由朝鮮の指導者の自宅を捜索した。 脱北支援活動を行っているエイドリアン・ホン(英語版、朝鮮語版)がこの事件の主犯格であるとみなされている。 2021年2月22日、大使館襲撃事件の実行犯として、アメリカで逮捕・起訴された自由朝鮮の元メンバーで、元海兵隊員のクリストファー・アンは、「襲撃そのものがやらせ(偽装工作)だった」と裁判で証言した。アンによると、大使館に勤務する北朝鮮外交官の1人が「誘拐事件を見せかけて北朝鮮から亡命をしたい」とエイドリアン・ホンに事前に依頼していた。そのような「やらせ工作」を行うのは、亡命後に北朝鮮政府からのあらゆる報復を防ぐためだったという。しかし、事件発生時には北朝鮮外交官が恐れおののき、亡命を考えてホンを招いたものの、土壇場で寝返って固辞したとアンは主張した。アンがロサンゼルスの連邦地裁に提出した文書では、この外交官の名前は黒塗りになり伏せられているが、当時の駐スペイン北朝鮮代理大使のソ・ユンソクとみられる。
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