九九式普通実包
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九九式普通実包（きゅうきゅうしきふつうじっぽう）とは、日本陸軍が使用した7.7mm弾薬の名称である。九二式実包と薬莢の外形がほぼ同じであり、九九式小銃、九九式短小銃、九九式軽機関銃用の弾薬として使用された。本実包は、半起縁または無起縁の九二式実包を使用する九二式重機関銃や、九七式実包（後に九二式実包に改称）を使用する九七式車載重機関銃、無起縁の九二式実包を使用する一式重機関銃[1][2][3]等の各種7.7mm銃からも発射可能であった。また、日本海軍が開発した四式自動小銃でも使用された[4]。本実包の規格は7.7mm×58である。
- ^ 佐山二郎『小銃 拳銃 機関銃入門』292頁。
- ^ 陸軍技術本部『試製｢チキ｣銃第3回及第4回及同架第4回試験要報』
- ^ Office of the Chief of Ordnance, Catalog Of Enemy Ordnance Materiel Vol. 2, 1945, p. 214.2.
- ^ 館山海軍砲術学校研究部『陸戦兵器要目表』
- ^ 陸軍技術本部『小銃審査の件』
- ^ 佐山二郎『小銃 拳銃 機関銃入門』101頁。
- ^ 陸軍軍需審議会『弾薬統制要領規程の件』
- ^ 陸軍省『支那事変軍需動員実施概況並に意見付表』
- ^ 陸軍省『軍需動員実施の概況並に意見（自昭和１６年４月至昭和１６年６月）』
- ^ 陸軍省『軍需動員実施の概況並に意見期別報告（昭和１６年度 第２期）』
- ^ 陸軍省『軍需動員実施の概況並に意見（自昭和１６年７月至昭和１６年９月）』
- ^ 陸軍技術本部『九九式軽機関銃弾薬九九式普通実包仮制式制定の件』
- ^ a b c d e 『実包の概説』
- ^ a b 陸軍技術本部『九九式小銃弾薬空包及狹窄射撃実包仮制式制定の件』
- ^ 陸軍技術本部第一研究所『｢サ｣弾第1回試験要報』
- ^ 軍需省『研究記録 実包類 其6』
- ^ 佐山二郎『小銃 拳銃 機関銃入門』404-405頁。
- ^ 陸軍兵器本部技術部『鉄薬莢研究試験ニ関スル件』
- ^ a b 陸軍省『鉄薬莢(実包)会議[資料]』
- ^ a b c 『名古屋陸軍造兵廠史・陸軍航空工廠史』
- ^ 佐山二郎『小銃 拳銃 機関銃入門』434頁。
- ^ a b 佐山二郎『小銃 拳銃 機関銃入門』448頁。
- ^ 佐山二郎『小銃 拳銃 機関銃入門』426頁。
- ^ a b 第一陸軍技術研究所『92式曳光実包代用曳光剤熱地射撃試験総合成績表』
- ^ Ken Elks, Japanese Ammunition 1880-1945: Pistol, Rifle and Machine-gun Ammunition up to 20mm, Vol. 1, Solo Publications, 2007, p. 65.
- ^ 陸軍技術本部『九二式重機関銃外１点弾薬中改正の件』
[続きの解説]
「九九式普通実包」の続きの解説一覧
- 1 九九式普通実包とは
- 2 九九式普通実包の概要
- 3 代用材料の使用
- 4 重機関銃との共用
- 5 参考文献
四式普通実包
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被甲に鉄（薬莢鋼第二種製で、試製四式曳光実包と同一のもの）を使用した普通実包。本実包は各種7.7mm銃で共用できた。 1945年（昭和20年）度中に、名古屋陸軍造兵廠において黄銅薬莢のもの763万発、鉄薬莢のもの320万発が実際に生産されている。
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