九九式狙撃銃
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九九式狙撃銃(きゅうきゅうしきそげきじゅう)および九九式短狙撃銃(きゅうきゅうしきたんそげきじゅう)は、1940年代初期に開発・採用された大日本帝国陸軍の狙撃銃。当時の日本軍主力小銃であった九九式小銃(九九式短小銃)をベースとし、九七式狙撃銃とともに第二次世界大戦における帝国陸軍の主力狙撃銃として使用された。欧米圏では有坂銃における代表的な狙撃銃の一つとして認知されている。
- 1 九九式狙撃銃とは
- 2 九九式狙撃銃の概要
- 3 名称
- 4 関連項目
九九式狙撃銃
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詳細は「九九式狙撃銃」を参照 旧日本軍のもう一つの軍用狙撃銃。後者の方が数が多いが、長小銃または短小銃の双方に基づいて製造された。7.7×58mmの九九式普通実包を使用。無起縁式化された九二式普通実包や九七式普通実包も使用できた。より大口径でパワフルとなった口径により、反動は強くなったものの風による影響を受けにくい弾道特性を得る事ができた。照準器は九七式照準器(2.5倍率)の他、九九式照準器(4.0倍率)が装備され、後に九九式照準器をベースに倍率調整機能を有する試作品の開発も行われた。それぞれの照準器には専用のホルスターが用意され、しばしば小銃と分離して携行された。 旧日本軍では狙撃兵は各部隊から射撃技能の高い者が選出され、与えられる狙撃銃はその兵士が所属する部隊に配備されている小火器の口径に依存していた。即ち、所属部隊の配備小銃が6.5mmである場合には九七式狙撃銃、7.7mmである場合には九九式狙撃銃が与えられた。 製造は1942年5月より始まり、製造総数は約10,000挺。
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