杉浦式自動拳銃とは? わかりやすく解説

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杉浦式自動拳銃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/26 16:31 UTC 版)

杉浦式自動拳銃
杉浦式自動拳銃
種類 将校自衛用拳銃
製造国 日本
中華民国
設計・製造 杉浦工廠
年代 日中戦争太平洋戦争
仕様
口径 8mm
銃身長 101.6mm
ライフリング 4条右回り
使用弾薬 .32ACP弾
装弾数 8発
作動方式 撃鉄内蔵式ブローバック
全長 176.5mm
重量 不明
銃口初速 不明
有効射程 50m
歴史
設計年 1941年
製造期間 1941年 - 1945年
配備期間 1941年 - 1945年
配備先 日本軍
関連戦争・紛争 日中戦争
太平洋戦争
製造数 約6,000挺
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杉浦式自動拳銃(すぎうらしきじどうけんじゅう)は、昭和初期に開発された自動拳銃である。

概要

慢性的な将校用銃器不足を補うためにつくられたとされる.32口径の自動拳銃。.32ACP弾を使用している。8mm南部弾への統合計画に乗らなかったため、.32口径以外は製造されていない。ハンマーをスライド内側に内蔵する機構やスライド形状などは、当時人気のあったコルト社のコルト・ポケットM1903をほとんどコピーして製造されたとされる。細部の形状がM1903と異なるほか、銃把背面にはグリップセーフティーが無い。 海外への輸出はほとんど無く、中国で製造したものを日本へ輸出した程度で、アメリカなどでは滅多に見る事は無いが、当時のアメリカ兵が倒した日本兵の銃器などを戦利品として持ち帰り、ごく少量がアメリカなどの市場に出回っている。また、日中戦争が終了した後に中国人民解放軍の命令でごく少量が製造され、国共内戦で使用されたともされている。

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