南西諸島の他の呼称とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 南西諸島の他の呼称の意味・解説 

南西諸島の他の呼称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 08:40 UTC 版)

南西諸島」の記事における「南西諸島の他の呼称」の解説

南西諸島には時に、以下の名称が使用されることがある琉球列島りゅうきゅうれっとう琉球海溝沖縄トラフとの間に形成され背斜部分弧状となった島嶼群弧状列島)で、南西諸島のうち、東シナ海大陸棚上に位置する尖閣諸島太平洋深海底上に存在する大東諸島を除く。1907年明治40年)に発行され地質学者脇水鉄五郎著書沖縄視察談』に見受けられる上記とは別に琉球列島沖縄県全域構成する島々で、琉球諸島同義説明している文献もある。 琉球諸島りゅうきゅうしょとう南西諸島同じく行政名であり、一般にはあまり使用されていない江戸時代中期新井白石著した南島志』を初め明治時代でも琉球諸島奄美群島以南地域指していた。また沖縄における戦後米軍統治でも、奄美群島日本復帰するまで、米軍奄美群島以南琉球諸島呼称していたと思われる。そして奄美返還後琉球諸島範囲本土復帰していなかった沖縄県全域を示すようになった。しかし、「地名等統一に関する連絡協議会」は、大東諸島以外の沖縄県全域範囲として合意したまた、琉球列島のうち沖縄県属する島嶼群、すなわち沖縄諸島先島諸島範囲とし、大東尖閣諸島含まないとする文献もある。国土地理院前身一つである地理調査所は、1958年昭和33年以降発行した陸図使用してから、国土地理院刊行地図にこの名称を用いている。 南島なんとう九州以南島嶼を示す言葉で、古代から存在し『日本書紀』南島人と交流行ったという記録がある。南西諸島の名称が使用される以前の、1873年明治6年発行南島水路誌』でも確認できる行政・学術名称でもないが、民俗・文化研究に関する資料多く見られるまた、以下に「南西諸島」とほぼ同義で、使用されていない名称を挙げる州南諸島しゅうなんしょとう) 「南西諸島」という名称が誕生する以前海軍省命名し九州の南に位置する島嶼群という意味で名付けられたと思われる1886年明治19年発行水路誌見られるが、1894年明治27年)の水路誌には南西諸島改名後一切用いられていない1885年明治18年)に大東諸島日本編入した際、九州の南よりも多少離れた位置存在する為か、この名称はふさわしくなかった考えられる海南諸島かいなんしょとう) 1887年明治20年)頃に田代安定により命名された。その後30年間にわたって田代使用し続けたが、途中から州南諸島同義扱い併用している。柳田國男著書の一部にこの名称は記載されているが、一般に普及しなかった。

※この「南西諸島の他の呼称」の解説は、「南西諸島」の解説の一部です。
「南西諸島の他の呼称」を含む「南西諸島」の記事については、「南西諸島」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「南西諸島の他の呼称」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「南西諸島の他の呼称」の関連用語

南西諸島の他の呼称のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



南西諸島の他の呼称のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの南西諸島 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS