南西諸島の耐震基準の地域別地震係数
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「耐震基準」も参照 建築基準法の規定により、一定規模を超える建築物は構造計算により安全性を確かめる必要があるが、その耐震基準の中で、建築物の耐用年数内に想定される地震力(水平力)の大きさの地域差を考慮した係数として地域別地震係数(Z)がある。南西諸島においては、鹿児島県奄美地方についてはZ=1.0、沖縄県全域については国内唯一、全国で最低のZ=0.7となっている。この値は構造計算法として一般的な許容応力度等計算にもより複雑な計算法である限界耐力計算にも適用される。沖縄県の地域別地震係数(Z)については過少評価ではないかという見方が存在している。 地震の規模と発生確率が詳細に検討されるようになった中、地域別地震係数の妥当な値を求めようとする研究もなされている。
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