背斜

デジタル大辞泉

はい‐しゃ【背斜】

読み方：はいしゃ

褶曲(しゅうきょく)した地層の、高まって山になった部分。⇔向斜。

石油/天然ガス用語辞典

背斜

読み方： はいしゃ
【英】: anticline

褶曲｛しゅうきょく｝している地層の波状部の山にあたる部分で、地表の露出部では背斜の中心部に向かうほど層序的に下位の（または古い）地層が出ている（図参照）背斜の垂直的に最も高い点を背斜冠（crest）、両側の斜面に当たる部分を背斜翼（wing）（背斜脚ということもある）、一方の背斜翼から他方の背斜翼に移る部分を背斜頂（apex）、背斜頂を通り、両側の翼を二等分する面を背斜軸面（axial plane）、この面と個々の地層との交線を背斜軸（axis）という。背斜に集油、集ガスが行われるという学説を背斜説、背斜によって形成されるトラップは背斜トラップと呼ばれる。（→背斜説、背斜トラップ）

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背斜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/06/18 03:04 UTC 版)

背斜（はいしゃ、英: anticline）は、構造地質学において、山状になっていて古い地層が中心部に来ているような褶曲である。山状になっていればどのような褶曲でも指すアンチフォームとは異なる。このため、各地層の年代関係が明らかになっていない時は、アンチフォームという言葉が使われる。

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「背斜」の例文・使い方・用例・文例

• キルクーク油田は世界で最も大きな背斜の1つです。
• 背斜という,褶曲した地層の波状の峰の部分
• 背斜谷という,地層の背斜部が変じてなった谷