地向斜
【英】: geosyncline
地殻が下方に湾曲し、そこへの堆積物{たいせきぶつ}の供給が長期間にわたって連続的に行われることにより、周辺に比べ著しく厚い地層が堆積している地域を地向斜という。一般的には 1,000km といったオーダーでの広がりと、数千 m の堆積物の厚さを有しており、大規模な堆積盆地としてとらえられるが、その内部には時代の変遷に伴って異なった堆積の中心や異なる堆積環境を示す複数の堆積盆地が認められる場合もある。地向斜の概念は当初アパラチア山脈やアルプス山脈を模式地として考えられたため、造山運動の一過程としてとらえられることが多い。 |

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