創立・収集・展示とは? わかりやすく解説

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創立・収集・展示

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 08:02 UTC 版)

ニューヨーク近代美術館」の記事における「創立・収集・展示」の解説

近代美術館設立構想は、L.P.ブリス、C.J.サリヴァン夫人およびJ.D.ロックフェラー2世夫人という3人の女性によって発案され、開館したのは1929年である。日本の時代区分でいえば昭和のごく初期早くも前衛美術専門美術館の設立構想されていたことは注目される開館第1回展は「セザンヌゴーギャンスーラゴッホ展」であった。このことは、印象派次の世代ポスト印象派)にあたる画家の彼らが当時の「前衛」であり、20世紀以後の「現代美術」の最初画家たちであったことを象徴している。第1回展展示風景記録写真見れば19世紀式のサロン風の展示ではなく昨今美術館みられるような、ニュートラルな白い壁面ホワイトキューブ)に絵画掛けられているが、これも当時としては斬新であった以後建築前衛美術についての意欲的な企画展連発しながらいちはやく優品の収蔵進めていった。 また、建築商品デザインポスター写真映画など美術館収蔵芸術とはみなされていなかった新し時代表現までをも収蔵品加え常設企画展示上映などを行うことで、世界グラフィックデザイン研究の中心としての地位ゆるぎないものにした。ここには、日本製電気製品家具映画作品などもデザインの歴史影響与えた優れた作品として収蔵されている。2007年1月には、auブランド展開するKDDIau design project(現・iida)で生まれた日本でしか利用できない4機種携帯電話収蔵品選定され話題になった戦後1952年にはインターナショナル・プログラムを早くも発足。この機関MoMAによって構成されるMoMAインターナショナル・カウンシル」が経済支援ネットワーク盤石にし、世界各国美術館関係者人的ネットワーク構築し交流するプログラム定期的に設け巡回受け入れ先確保しコレクション貸し出し報酬を得る。これらは実に優れた交流機関であり、美術館経営効果的な事業スキームを持つ。MoMA理事会には経済界強力なリーダーシップ持ったロックフェラー家のような名士が名を多く連ねており、彼らは率先して資金調達成し遂げる2005年新館完成に伴い入場料12ドルから20ドル値上げされ、これはニューヨーク市美術館のなかでは最も高い入場料でもあり、MoMAニューヨークもたらす波及効果と共にさまざまな賛否両論巻き起こした。なお、毎週金曜日の午後 4時以降は、入場料無料になる。この企画スポンサー2013年よりユニクロとなっている。(2015年3月現在の入館料は25ドル。) 10万点以上の所蔵品を誇るMoMAは、近現代美術殿堂として、活発な活動続けている。

※この「創立・収集・展示」の解説は、「ニューヨーク近代美術館」の解説の一部です。
「創立・収集・展示」を含む「ニューヨーク近代美術館」の記事については、「ニューヨーク近代美術館」の概要を参照ください。

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