デザインの歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 00:29 UTC 版)
「10セント硬貨 (アメリカ合衆国)」の記事における「デザインの歴史」の解説
1796年に初めて導入されて以来、10セント硬貨は6つの主な種類がこれまで発行されている。右側の年は発行された期間を、そして「バーバー・ダイム」を除き、6種類の呼称はそれぞれ硬貨の表側に描かれたデザインを表している。 ドレイプト・バスト(Draped Bust、長髪の人物の胸像) - 1796年 - 1807年 キャップト・バスト(Capped Bust、帽子を被った人物の胸像) - 1809年 - 1837年 シーテッド・リバティ(Seated Liberty、座った女神) - 1837年 - 1891年 バーバー(Barber、人物の横顔) - 1892年 - 1916年 ウィングド・リバティ・ヘッド(Winged Liberty Head、別名マーキュリー) - 1916年 - 1945年 ルーズベルト(Roosevelt、ルーズベルト大統領の横顔) - 1946年 - 現在 1796年から1837年にかけて、10セント硬貨は89.24%の銀と10.76%の銅で構成され、額面の10セントよりも硬貨の価値が上昇してしまうのを防ぐために、硬貨の大きさをかなり小さくすることが求められた。硬貨に含まれる金属の構成は、シーテッド・リバティ・ダイムが導入された1837年に変更され、銀90%と銅10%の含有率で製造されるようになった。この新しい硬貨の本質的な金属価値を維持するため、硬貨の直径はそれまでの18.8mm (0.74 in) から、現在の大きさと同じ17.9mm (0.705 in) へと縮小された。 1965年の貨幣法の一節により、硬貨に含まれる銀は完全に取り除かれることとなった。よって1965年から現在まで製造されているダイム硬貨は、75%の銅と25%のニッケルで出来ている。アメリカ合衆国造幣局が1992年より発行を始めた年次の銀貨セットでは、10セント硬貨が1965年以前の基準である銀90%と銅10%の構成で造られている。こうした硬貨のセットは収集家向けに作られたものであり、一般に流通させることを目的としたものではない。
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