制作の経緯・概要とは? わかりやすく解説

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制作の経緯・概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 07:30 UTC 版)

バック・イン・ザ・U.S.S.R. (アルバム)」の記事における「制作の経緯・概要」の解説

1986年アルバムプレス・トゥ・プレイ』を発表したものの、高い評価得られなかったマッカートニーは、翌1987年前半次のアルバムの構想時間費やした7月マッカートニーは自らのルーツ回帰する必要性強く感じ1950年代スタンダード・ナンバーの中から、お気に入りの曲を他の3人のセッション・ミュージシャンと共に2日間で録音したレコーディング・セッションでは22曲が録音されたが、当初その中から11曲のみがアルバム収録された。1988年12月ソビエトでセカンド・プレスがリリースされた際、「アイム・ゴナ・ビー・ア・ウィール・サムデイ」(I'm Gonna Be a Wheel Someday)と「サマータイム」(Summertime)が追加収録され、アルバムの収録曲数は13になった。さらに1991年世界共通盤CDリリース時に1989年シングルディス・ワン』に収録され既に発表されていた「アイム・イン・ラヴ・アゲイン」(I'm in Love Again)がボーナス・トラックとして収録されアルバムの収録曲数は14となっている。 以上の他、このレコーディング・セッション録音されて後に公式にリリースされた曲は、上述シングルディス・ワン』に収録されたブルース・ジャム「アイ・ウォナ・クライ」(I Wanna Cry)と、1990年2月イギリスの音楽ニュー・ミュージカル・エクスプレス企画したエルヴィス・プレスリーElvis Presley)の2枚組トリビュート・アルバムThe Last Temptation Of Elvis』に収録された「イッツ・ナウ・オア・ネヴァー」(It's Now or Never)の2曲である。また、このセッション録音され、公式にリリースされていない曲は、「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」 (I Saw Her Standing There, ビートルズ楽曲)、「テイク・ディス・ハンマー」(Take This Hammer, ロニー・ドネガン(Lonnie Donegan)の楽曲)、「カット・アクロス・ショーティー」(Cut Across Shorty, エディ・コクランEddie Cochran)の楽曲)、「プア・ボーイ」(Poor Boy, エルヴィス・プレスリー楽曲)、「レンド・ミー・ユア・コーム」(Lend Me Your Comb, カール・パーキンスCarl Perkins)の楽曲)、「ノー・アザー・ベイビー」(No Other Baby, ヴァイパーズ(The Vipers)の楽曲)の6曲である。「ノー・アザー・ベイビー」は後にマッカートニー再録音行い1999年発表アルバムラン・デヴィル・ラン』に収録されている。 ソビエト盤のLPカバーデザインリンダ・マッカートニーで、ポール写真ソビエト象徴である赤い星組み合わされたもとなっている。ジャケット裏面には、ニュー・ミュージカル・エキスプレス誌の音楽評論家ロイ・カーRoy Carr)による解説ロシア語記載されている。 このアルバムの発表当時ソビエトではマッカートニー作品含め西側諸国ロック音楽正規盤の入手が大変困難な状況にあったマッカートニーは、そのようなソビエトファンへのプレゼントとして、このアルバムソビエト以外の国では逆に入手困難なものにすることを意図し当初ソビエト以外の国でリリースする意図はなかった。このアルバムに関しては、それまでソビエト国内の状況西側諸国状況逆転させようとしていたのである実際にソビエト以外の国では、このアルバムソビエトからの輸入もしくはブートレグ盤が出回ることとなった最終的に1991年には、全世界で共通盤のCDリリースされイギリスチャート63位、アメリカでは109位を記録した面白いことに、CD盤ジャケットにはアルバムロシア語タイトルミス・プリントされており、CHOBA B CCCP が СНОВА Б СССРとなっている。キリル文字Бはラテン・アルファベットのBに相当する文字であるが、本来のロシア語タイトルではВであり、これはラテン・アルファベットのVに相当する文字である。

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