函館駅 - 長万部駅間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:02 UTC 版)
室蘭本線・千歳線を経由して函館市 - 札幌市間を結ぶ幹線の一部で、特急「北斗」がほぼ1 - 2時間間隔で運転され、岩見沢駅 - 旭川駅間に次ぐ「特急街道」であるが、新函館北斗 - 長万部間は非電化で、一部区間では単線のままである。 なお優等列車の大沼駅 - 森駅間については、定期特急列車はすべて距離の短い駒ヶ岳回りの本線(大沼駅 - 大沼公園駅 - 駒ヶ岳駅 - 森駅間)経由で運転される。かつての特急・急行列車は本線の急勾配を避けるため、上りが砂原支線(大沼駅 - 渡島砂原駅 - 森駅間)・下りが本線(こちらが勾配を下る形となる)と分けて運転されていた。しかし、時代とともにエンジンをはじめとする車両性能が向上したことや、観光地である大沼公園があることから、特急列車のルートは次第に上下問わず本線経由に移行していった。なお、貨物列車は現在でも大沼駅 - 森駅間で上りが砂原支線・下りが本線と上下別の運転を行っている。七飯駅 - 大沼駅間は、2016年3月25日まで下り特急列車は藤城支線を経由していたが、同年3月26日以降は新函館北斗駅に停車するため、特急列車は上下とも本線経由で運転されている(下り貨物列車は現在も藤城支線を経由している)。 このほか函館駅 - 新函館北斗駅間には、北海道新幹線のアクセス列車として、快速「はこだてライナー」が運転されている。
※この「函館駅 - 長万部駅間」の解説は、「函館本線」の解説の一部です。
「函館駅 - 長万部駅間」を含む「函館本線」の記事については、「函館本線」の概要を参照ください。
函館駅 - 長万部駅間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:02 UTC 版)
函館駅を中心に普通列車が運転されている。運行区間は函館駅 - 長万部駅間の直通列車のほか、区間列車が函館駅 → 七飯駅間(土曜・日曜・祝日および年末年始(おおむね12月30日 - 1月3日)運休)・函館駅 - 新函館北斗駅間(はこだてライナー)・函館駅 - 大沼公園駅間・函館駅 - 森駅間・森駅 - 長万部駅間などに設定され、函館駅に近いほど列車の本数が多くなっている(函館 - 新函館北斗間は毎時2本程度)。森駅 - 長万部駅間は普通列車に限れば1日わずか6往復のみである。下り大沼発大沼公園経由森行きが毎日1本、上り森発大沼公園経由大沼行きが毎日2本の運転で、大沼発函館行きが日曜・祝日および年末年始(おおむね12月30日 - 1月3日)運休で1本のみの設定となっている。また、2016年3月25日まで快速列車として長万部発函館行きで「アイリス」が上りのみ設定されていた(これは旧瀬棚線直通の急行「せたな」の後身でもある)。はこだてライナーを除く全普通列車がワンマン運転となっている。函館駅 - 五稜郭駅間では道南いさりび鉄道の普通列車が乗り入れるため、運行本数が多くなっている。 砂原支線では、線路の路盤が脆弱であるため、時期は不詳だが渡島沼尻駅 - 渡島砂原駅間で徐行運転が行われていた。しかし、2018年4月11日にJR北海道が実施した軌道検測の結果を踏まえて、同月4月24日以降は徐行運転区間を銚子口駅 - 掛澗駅間へと拡大された。その後、2018年12月1日以降は、徐行運転実施による遅れを加味したダイヤでの運行が実施されている。 七飯駅 - 大沼駅間は本線(新函館北斗駅〈2016年3月26日に渡島大野駅から改称〉・仁山駅経由)と新線(下り専用:藤城支線)に分かれるが普通列車は基本的に本線を走る。ただ一部の下り普通列車で藤城支線を通るものもあり、藤城支線を通る列車は新函館北斗駅と仁山駅は経由しない。2016年3月26日の北海道新幹線開業によるダイヤ改正で特急列車は本線経由に統一されたが、藤城支線を通る普通列車も引き続き運転される。なお、1996年(平成8年)12月4日に、渡島大野駅・仁山駅を通る上下単線が、貨物列車の速度超過による脱線事故のため線路・路盤が変形して不通となった際、復旧までの間、この藤城支線を上下単線として使用していたことがあった。 大沼駅 - 森駅間は本線と砂原支線に分かれている。 七飯駅 - 大沼駅 - 森駅間の運行経路 ← 函館(上り) (下り)札幌 → 路線本線新函館北斗・仁山経由 大沼公園・駒ヶ岳経由 支線通称:藤城線途中駅なし、下り専用 通称:砂原線鹿部・渡島砂原経由 七飯 … 大沼 … 森 運行経路下り特急本線経由 本線経由 貨物支線(藤城線)経由 上り特急本線経由 本線経由 貨物支線(砂原線)経由 ← 函館(上り) (下り)札幌 → 五稜郭駅の普通列車の時刻表(2009年8月時点)。 函館駅では駅放送や電光掲示板などで、七飯駅以北へ向かう普通列車の経由を「仁山・鹿部経由」「藤城・大沼公園経由」のように案内している。 行先標や列車の車内自動放送では、大沼駅 - 森駅間の経由のみが案内される。
※この「函館駅 - 長万部駅間」の解説は、「函館本線」の解説の一部です。
「函館駅 - 長万部駅間」を含む「函館本線」の記事については、「函館本線」の概要を参照ください。
- 函館駅 - 長万部駅間のページへのリンク