冬期マッキンリー単独登頂・最期とは? わかりやすく解説

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冬期マッキンリー単独登頂・最期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:15 UTC 版)

植村直己」の記事における「冬期マッキンリー単独登頂・最期」の解説

この頃植村は、南極大陸横断達成した後の夢として、野外学校設立する構想を口にするようになる1983年8月野外学校開設するための適地求めて北海道帯広市視察した同年10月20日日本出発し10月24日ミネソタ州にある野外学校『アウトワード・バウンド・スクール (OBS)』に参加した1984年1月16日ミネソタ発った。 同1984年1月18日シカゴアメリカ企業デュポン社員会談した植村南極計画への支援についてだと思われる。 そのついでに[要検証ノート]、マッキンリー山冬期単独登頂目指すため、同年1月21日アラスカアンカレッジ入り1月24日タルキートナ入った1月26日軽飛行機マッキンリーのカヒルトナ氷河降り立った2月1日ベースキャンプ標高2,200m)から登攀開始した一部記者のみがその様子を取材した。 同1984年2月12日午後6時50分、世界初マッキンリー冬期単独登頂果たした。この日は、ちょうど植村43歳の誕生日であった。しかし、翌2月13日午前11時に行われた軽飛行機との、登頂成功したこと、現在位置20,000フィート(6,096m) であることを伝え無線交信最後に連絡取れなくなり消息不明となった2月15日軽飛行機標高2,900mの氷河上に、植村クレバスへの転落防止使用した竹竿があるのを発見したが、ベースキャンプ登山ルート植村の姿は発見できなかった。最後交信から3日後の2月16日軽飛行機パイロットが、標高4,900m地点雪洞植村思われる人物が手を振っているのを視認した。デナリ国立公園管理事務所は、軽飛行機2機、高度5,000mまで飛行できるヘリコプター1機で広範囲捜索展開した2月20日、同公園管理事務所による捜索活動参加していた2人登山家標高4,200m地点雪洞で、植村日記カメラフィルムなどを発見したまた、2月25日標高4,900m地点雪洞でも植村所有物発見したが、植村本人発見できなかった。2月26日デナリ国立公園管理事務所は、「植村生存の可能性100%ない」として捜索打ち切ったその後明治大学山岳部OB炉辺会(ろばたかい)」によって捜索が行われたが、植村発見できず、3月6日標高5,200m地点雪洞残され植村装備発見するに留まった(標高5,200m地点から山頂までの間は捜索できなかった。)。3月8日炉辺会による捜索打ち切られた。 植村最後に無線交信できた2月13日命日となった享年434月下旬から5月にかけて、明治大学山岳部OB炉辺会」によって再度マッキンリー山での捜索が行われた。前回捜索できなかった標高5,200mから山頂までを中心に捜索が行われ、植村山頂立てた日の丸」の旗を回収したが、植村発見できなかった。 なお、植村消息を絶ったというニュース報じられたところ、多数の人から植村捜索費に充てほしいと義援金申し出明治大学山岳部OB炉辺会」に寄せられたことから、その受け皿として、1984年3月1日、『植村直己の会』が設立され明治大学体育課がその受付窓口となった同年12月25日までに、3,116件、約2,950万円義援金寄せられた。

※この「冬期マッキンリー単独登頂・最期」の解説は、「植村直己」の解説の一部です。
「冬期マッキンリー単独登頂・最期」を含む「植村直己」の記事については、「植村直己」の概要を参照ください。

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