全日本選手権の扱い・国際シリーズ化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:19 UTC 版)
「SUPER GT」の記事における「全日本選手権の扱い・国際シリーズ化」の解説
SUPER GTは2005年より国際シリーズ化を目指してJAFの管轄下から離脱したものの、現実には日本国外でのシリーズ展開は年間1レース程度がカレンダーに組み込まれるのみとなっており、JGTC時代とほぼ変わらないシリーズカレンダーでの運営を余儀なくされている。 一方、2013年より韓国・霊岩郡の韓国インターナショナルサーキットでSUPER GTを開催することが決定、2011年12月15日に仮調印を締結、2012年6月に正式決定し、2013年は5月18日-19日の予定でオールスター戦を開催 (その後延期に)、2014年以降よりシリーズ戦として開催する予定(その後取りやめに)となっていた。また、中国・珠海市の珠海国際サーキットでも特別戦の開催を計画、当初は2012年12月23日に開催する方向で調整をしていたが、プロモーションのための時間が不足していることから、2012年の開催を断念し2013年の開催を目指して再検討を行う方針となっている。これとは別に、台湾・東港鎮の大鵬湾国際サーキットがSUPER GTの開催を目指しているという報道がある。 東南アジアでの開催も見えてきているとしており、将来的にはSUPER GTのレギュレーションを使用し、東南アジアでの統一レギュレーションで各国のシリーズ戦を行い、東南アジアでのチャンピオン決定を行う計画もあるという。中でもタイではチャーン・インターナショナルサーキットで2014年よりSUPER GTのシリーズ戦を開催、さらに「スーパーカー・タイランド」として開催されているシリーズを2015年より「SUPER GTタイシリーズ」に改称、GT300クラスの車両規則に統一して開催する方針であるとしている。2020年からはマレーシア・セパン・インターナショナル・サーキットでの開催が復活予定で、SUPER GTとしては初めてナイトレースでの開催を予定している。この年は2020年東京オリンピック自転車競技会場として使われる富士スピードウェイで富士500マイルが開催できないことから、代替開催としてこの時期での開催を念頭に置いているほか、2021年以降は開催時期を今後検討、また2019年までの契約となっているタイでの開催が継続する場合はマレーシア開催との連動する可能性もあるとしている。 2014年からGT500クラスがDTMと車両規定を統一、更に2017年には規則を完全統合する予定で、これによりDTMや2015年開始予定のDTMアメリカに参戦しているドイツ等のメーカーがSUPER GTに、SUPER GTに参戦している日本のメーカーがDTMやDTMアメリカに参戦することが可能となり、仕様も共通化されることで後述するコストの削減や外国車の参戦についても一定の解決策が示されるほか、将来的には3シリーズの交流戦も可能となる。また、2013年から再開予定のAsLMSのGT3-GTCクラスにGT300クラスの車両が参戦可能になることで合意している。さらに2018年からはこれまでの鈴鹿1000kmの後継となる「サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース」の開催にGTAとブランパン耐久シリーズなどを主催するステファン・ラテル・オーガニゼーションが協力、GT300のJAF-GT車両も含めたGT3車両の世界統一戦として開催されることになる。
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