光竜家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 03:39 UTC 版)
「コーセルテルの竜術士」の記事における「光竜家」の解説
湖の上に建てられた神殿のような光竜術士の家。家の中はレースであふれている。 モーリン 光竜術士を務める女性。冬の初めの生まれの28歳でゆるく波打つ薄紫の髪の美人。コーセルテルに来る前はレキ島という、竜信仰の文化のある地で巫女のような存在だった(ただし、そこでは竜についての事実が正しく知られておらず、「竜は願いを何でも叶えてくれる存在」という誤った認識が信仰の下敷きとなっている)。竜が来訪するまで断食して祈り続け、命の危険に晒されていた所を、たまたま郵便組合の仕事の手伝いをしていた、当時の光竜術士補佐竜だったラスエルに助けられ、コーセルテルへ。後に彼と結婚し竜術士となった。 物腰は上品でしとやか、言葉遣いも非常に丁寧。どんな時でも自分のペースは崩さず、その毅然とした姿は、育てる光竜たちにとって憧れの的である。趣味は裁縫やレース編み。マリエルたちにエプロンを作ってあげたこともある。夢は月に行くこと。『竜術士物語』の終盤で妊娠し、『子竜物語』4話の時点で既に出産していた。 マリエル モーリンの一番竜で、今の補佐竜。産まれてほぼ七年。やや緑がかった金髪に薄緑の瞳。マシェルの子竜たちが卵がえりをしている間に補佐竜を引き継いだ。清楚な容姿で、礼儀正しく気立ても良いが、こうと決めた時にはとても積極的。橋を渡っていて落ちそうになったところをリリックに助けられ、以来彼に好意を持つように。またモーリンやエレなど強い女性にも惹かれており、エレとカシの勝負を見たことがきっかけで武術訓練にも参加する。女の子であるためか、訓練を受ける子竜達の中では唯一、普段着とは別の練習着姿を披露している。 ファーリル モーリンの二番竜。産まれてほぼ五年。鮮やかな金髪に紫の瞳の、ポニーテールの女の子。 セユウル モーリンの三番竜。産まれてほぼ一年。赤みがかった金髪に水色の瞳。『竜術士』3巻第3話で卵のまま母親セユセに連れられ、紆余曲折の末にモーリンに預けられた男の子。その後『竜術士物語』第1巻第2話で卵から孵った。カータを「にーに」と呼んで懐いている。光竜家・マシェル家含め最年少であったカータにとっても初めての弟分と呼べる存在なので、カータもまた彼を大変可愛がっている。セユセ曰く「コネもなく能力もたいしたことない、クジ運がよくて選ばれた子」。 ラスエル モーリンの夫でありまた、補佐竜でもあった光竜。産まれてほぼ二十五年で、先代補佐を十七年務めた。マリエルより緑みの強い金髪に、深い青の瞳。マシェルの子竜が、卵がえりをしている間に、補佐竜をマリエルに引き継いだ。先代の光竜術士の補佐竜でもあり、外の世界で危機を救ったのが縁でモーリンと知り合う。代替わりした際に本来ならば里に帰り族長になるはずであったが、一族の反対を押し切り彼女と結婚、引き続き補佐竜を務める。そのため現在の光竜族長は先々代の補佐竜であった彼の姉がなっている。穏やかで誠実な人柄だが慌て者。動じることのないモーリンと比べてやたらと慌てる場面が多いが、いざとなると頼りになるらしい。趣味は園芸と生花。モーリンとの子供が生まれたら子供の生き方を縛りたくはないため(コーセルテルは竜術士と見習いしか人間は住めない)ある程度たったら子供と共にコーセルテルを出て行くことになっている。 レオノラ モーリンとラスエルの間に生まれたばかりの娘。世界観の項の法則に則ると、光竜の血を引く人間。
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