竜について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 03:39 UTC 版)
「コーセルテルの竜術士」の記事における「竜について」の解説
一般的にドラゴンの名称で親しまれる西洋竜と本質的には同じ姿をしている(竜本体としての平均身長は不明)。竜達は火竜(かりゅう)・地竜(ちりゅう)・水竜(すいりゅう)・風竜(ふうりゅう)・木竜(もくりゅう)・光竜(こうりゅう)・暗竜(あんりゅう)、そして今は絶滅した月の種族(何竜か不明)の計8種が存在する。卵生の生態系で言語形態はそれぞれ異なるが、共通語として人語を使用。竜たちの暮らす「里」は族長の本家と、分家に該当する別里が世界各地に点在している。基本的に外界との接触はほとんどなく、コーセルテル以外で異種の竜と接触することは稀。里自体はパワースポットのようなものの近くにある(火竜の里なら火山など)。竜は自らの内に宿る力を用いて「竜術」という特殊な力を使う事ができる。これに関しては「竜術について」を参照。 普段は「竜術士の傍により多く居られる」「小さいと小回りが利いて暮らすのにも便利」という二つの理由により「竜人化術」を使って人間とほぼ同じ姿、大きさで生活している(特に用事がない限り本来の姿にはならない)。各竜族ごとに共通の容姿と能力が存在し、違いとしては人間より一回り大きく角ばった耳、頭の小さな二本の角がつき、身体・能力が未熟な幼竜にはこれに加えてバランスを取るための小さな尻尾がある(足など一部竜に近い者や、暗竜には背中に蝙蝠のような二枚の翼がある)。性格に関しては以下に挙げられるのはあくまで「平均的にこのような性格が多い」というものであり、同じ種族でも個人によって、また育った環境によって差はあるし、中には一族の類型に全く当てはまらない変わり者も居る。 人化状態の服装も人間が着用する物と機能的に変わりなく、各竜族ごとに特色があるものの、個人の好みで自由にアレンジ可能なようで服のデザインは様々。基本は丈の長いローブやズボン、スカートなどを好んで着ている。 それぞれの種族の性質により、光・暗は司る力が星の「外」にあるので「天の二竜」、それ以外の竜は星の「内」に眠る力を司るので「星の五竜」と呼ばれる。〜の竜術士第25話「夢を知るひと」の中で、「月の種族」について語られていたが、どのような力を有していたか、何故滅びたか、いつ滅びたかなど全く不明。現存する竜族全てに「月」をかたどったアクセサリーが伝統装束内に付属する。 竜には、8部族をそれぞれ束ねる族長と外敵行為から部族を守る守長。分里の長である里長と防衛要員の里守長が存在し里の秩序を維持。さらには全部族を統一し頂点に立つ「竜王」が存在した。竜王となるには8部族の中で「月の竜術士」によって育てられた子竜にのみ即位することができるのだが、詳しい事情はわからず現在は空位のままとなっている。 竜の中には変種と呼ばれる竜が産まれることがある。突然変異で特殊な力を持った竜が産まれることであり、多いのは一つの能力に特化した竜で、クレイベルやフェルリは木竜の変種、花の竜を見たことがあるという。花の竜は花にだけ特化していて、薄紅色(変種は各竜の既存色とは違う色で産まれる)をしていて四季の精霊の干渉すらはね除けて花を咲かせられたが、変種は体が細く、寿命も短い。治療も各竜によって違う。特に木竜は変種が産まれやすいとされている。今いる変種はプレア。
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