元憲政党
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大橋久豊 寿齢党党首。元・憲政党の最長老で黒田道久も頭が上らないため、引退勧告を仙露に押し付けるが、仙露との会話の中で黒田の思惑を見抜き、自ら憲政党を離党し老人のための新党『寿齢党』を旗揚げ、選挙の台風の目となる。 仙露の父である仙露道男をとても可愛がっていたが、息子である仙露鉄男が大橋を訪ねた際には無下に扱うなど、当初は仙露を快く思ってはいなかった。しかし徐々に父親譲りの政治家としての資質を見込み、仙露と共に広成真希の立ち上げた超党派連盟に加入するなど、頻繁に行動を共にするようになる。 戦争中、陸軍少年飛行兵に志願、「はやぶさ(隼)」や「はやて(疾風)」を聞き懐かしがる。また、議員秘書をしていた時に大事なカバンを駅に忘れて議員と特急つばめに乗車、女性客室乗務員(つばめガール)の気転でことなきを得る。そのつばめガールが今井君子の祖母の妹で、若くして亡くなっいたことが判明。「彼女が居なかったら、議員秘書をクビになり、今の私は居なかった。もう一度きちんとお礼を言いたかった」と思いを吐露する。 仙露が世襲議員との批判に吊るし上げられた時に「確かに父親の弔い合戦として擁立されたが、意外にも仙露議員は有能な政治家だった、でなければ3期続けて当選出来ない」と客観的分析で擁護する。 「自分のメガネにかなった人材であれば党派の垣根を越えてでも、次世代の政治家として育ててみたい」と、憲政党静岡県連青年部の静川駿・浜田遠子に注目している。 駿・遠子の友人・佐藤に対しては、佐藤の方針が「若者寄り、高齢者無視の政策」ととられ、最初は反感をもっていたが、仙露が引き合わせたことでお互いの不足分を補う政策・方針に変わり、和解・共闘する。 長谷川郵吉 無所属の参議院議員、元憲政党郵政族で郵政民営化を掲げた憲政党を離党した。しかも、自分の理念のためにはどんな大物の説得にも応じない頑固者。実家はかつて特定郵便局をしており、郵政民営化の見直しを主張するのは郵政利権を守るのではなく『地域社会を支えるネットワーク機能を守るため』が持論。日本郵政の株式上場問題では情報収集に与野党からの、さまざまなアプローチに辟易していた。趣味は切手と風景印の収集。 第151話(第16巻)では郵政新党を発足させている。彼と仙露が議連以外で接触すると、必ず黒田たちが入閣がらみの勘違いをする。 若林 憲政党・民衆党などの議員秘書を渡り歩いたベテラン議員秘書、知らないうちに造反元議員のアリバイ工作に利用され議員秘書を解雇されてしまう。駅スタンプと郵便風景印の収集が趣味で、特段鉄道好きというわけでは無いが、仙露の紹介で長谷川郵吉の秘書になる。それ以来、仙露とは鉄道仲間のようになっている。 張松 244話から始まる和歌山編に登場する憲政党国会議員OB。学生時代は野球の投打の二刀流でプロを目指すが、どちらも中途半端で挫折。国鉄マンからたたき上げで代議士になり、引退した今も議員OBのまとめ役をしていて党幹部も一目置く存在。『ローカル鉄道は地元と会社が一体となって、汗と涙で維持していかんとならん』と言い、仙路の「これからの鉄道は知恵と工夫で維持していく時代」に『喝!喝!それで維持出来たら苦労せんわい、どこかに、そんな事例でもあるのか?』と反論し、和歌山県下の鉄道巡りの珍道中をすることに。
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