傘下の部門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 09:46 UTC 版)
コンピューターセンター 1973年に創設された。CIS諸国とバルト三国の鉄道車両の追跡をおこなっている。 統合運転指令所 CTCによる運転整理をおこなっている。 電力管理部 8管区からなる。鉄道の電化は1971年より開始された。電化方式は50Hz、25000Vの交流電化である。電化区間619.9 km。き電変電所は10箇所ある。 信号通信管理部 11管区があり、架線延伸列車1組を有する。列車無線が整備されており、有線電話の交換業務は自動化されている。 軌道施設部 10の保線区、6つの保線機械基地、2つの造林管区、2つの軌道材料工場、1つの軌框工場、レール溶接列車1組を有する。関連会社のひとつにウズベキスタン唯一のコンクリート枕木とコンクリート橋げた工場があり、2005年には25万丁のコンクリート枕木を生産した。この工場は将来は年産100万丁を製造できるよう設計されている。2つの軌道材料工場の子会社では、2002年には70kmのレールを溶接し、24箇所35支間の老朽化した橋げたを交換し、528500立方mの砕石を生産した。 機関車管理部 9つのディーゼル機関車庫と、1つの電気機関車庫を持つ。旧ソ連から承継したディーゼル機関車には 2ТЭ10М・Л・В、3ТЭ10М、ЧМЭ-3、ТЭМ2型が、電気機関車にはВЛ60К、2ВЛ60К、2ВЛ80С、3ВЛ80С型が、電車 (エレクトリーチカ) にはЭР 9Е型がある。1999年にタシュケント集約機関車工場は開設100周年を迎えた。 近年、2つの工場の連合体であるUzZheldorremash社が、機関車や客貨車の補修部品を製作するために組織された。この会社は中央アジアおよびカザフスタンで唯一の鉄道車両の補修部品メーカーである。生産性は年々向上し、製品は中央アジアのみならずロシアにも輸出されている。輸入代替と輸出増大のために、日本の国際協力銀行のソフトローンを受けて、タシュケントの機関車工場で電気機関車を製作する計画がある。また、車両の検査回帰の延長にも取り組んでいる。 鉄道車両部 9つの貨車基地を擁する。輪軸工場では年間2万組の輪軸を生産し、本鉄道の需要を満たすだけではなく、近隣のCIS諸国にも供給している。アンディジャンの機械修理工場は、本鉄道の需要の2倍の貨車の大修繕能力を持つ。この工場では1996年には120両以上の8軸タンク車を復旧したほか、既存の貨車の2階建て自動車運搬車への改造を実施した。タシュケントの客車保守修繕工場では、2000年には約200両の客車の大修繕をおこなった。 旅客管理部 1日におよそ1万人の旅客がこの鉄道を利用する。過去10年間に30箇所以上の都市や地域の中心の駅の拡張や改修をおこなった。 合資会社 UzZheldorkonteyner 輸送コンテナサービスを提供している。 株式会社 UzZheldorpass 団体旅客の受付、乗車券の予約と前売り、乗車券の宅配、駅併設の簡易宿泊所、広告、観光地へのツアー催行を受け持っている。
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