個人用防護具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 15:32 UTC 版)
「ハザード対策の階層構造」の記事における「個人用防護具」の解説
個人用防護具には手袋、ノーメックス、つなぎ、タイベック、ガスマスク、作業用ヘルメット、高視認性衣類、安全靴などがある。個人用防護具は突然破損して効果を失うことがあるため、限定的な状況を除けば、唯一の対策として用いるべきではないとされている。さらに、ガスマスクのような一部の個人用防護具は作業時の生理的負担が増すことから、作業者の健康を害さずに使えるかどうかを確認するため健康診断を要する場合がある。
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個人用防護具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 17:12 UTC 版)
「新型コロナウイルス感染症 (2019年)」の記事における「個人用防護具」の解説
医療機関では、飛沫感染や接触感染を防ぐための装備として個人用防護具(personal protective equipment, PPE)が各種ある。保護衣(ガウンやエプロン)、マスク(N95マスクやサージカルマスク)、ゴーグル、フェイスシールド、帽子(キャップ)、シューカバー、無菌手袋などである。これらはメーカーや勧告においての指示がない限り、一回のみで使い捨てる必要がある。感染リスクのある場合は、適切な廃棄が求められる。 手袋 イングランド公衆衛生庁では、口や目などの粘膜部や体液への接触などの感染しやすい行動以外では手袋は必要ないとしている。医療用手袋は、一度使ったら使い捨てにすることとなっており、多くの国で個人用防護具が逼迫したことから、イギリスや日本では使い捨て手袋を使用しなくてもよい状況では使用せず、非滅菌手袋で代用できる状況では優先して非滅菌手袋を使うこととしている。 日常においては手袋を着用する必要はないと、ハーバード大学医学部は述べている。ウイルスが付いた手で目や口などの粘液部に触ると感染するが、手袋はこの時の感染を防げず、逆に顔に触れる可能性を高める場合もあるとしている。 CDCやハーバード大学医学部などの多くの医療機関では、手袋より、こまめに手洗いと消毒を行い、ウイルスの付いている手で顔などに触れないよう呼び掛けている。
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個人用防護具(PPE)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 15:05 UTC 版)
「化学防護服」の記事における「個人用防護具(PPE)」の解説
個人用防護具(英: personal protective equipment, PPE)は、医療現場において、病原体から守るための装備。すべての防護具は、湿性生体物質(血液や体液)による汚染から医療従事者を守り、また、無菌的な処置が必要な場合、その患者や物に医療従事者が菌などを持ち込まないために着用する。 PPE着脱には、各医療機関等の条件により最適な方法があり、訓練が必要とされている。 防護衣(ガウン、エプロン、等) 米国医科器械学会(英: Association for the Advancement of Medical Instrumentation, AAMI)による液体防御性能基準が、レベル1〜4で設定されている。大量の血液や微生物汚染が想定される場合はレベル2以上のガウンの使用が勧められる。単回使用(ディスポーザブル)が望ましく、長袖で袖口の締まったものが推奨される。 手袋 経済的観点などからラテックスゴム製が使われてきたが、アレルギーに配慮するためニトリルゴム製も使用されている。プラスチック製もあるが、伸縮性が悪く装着感が悪い。ASTMインターナショナル(旧称・米国試験材料協会(英: Society of Testing and Materials International)による ASTM規格と日本工業規格(JIS規格)により規定されている。 手袋の着用は手洗いの代用にはならない。 マスク 咳をしている人から呼吸器由来の感染性分泌物が飛散されるのを防ぐためにも使われる。サージカルマスクは直径5µmまでの粒子を除去でき、結核菌や麻疹ウイルスなど直径5µm以下の飛沫核による空気感染が懸念される感染症は、N95マスクが必要となる。 ゴーグル・フェイスシールド 湿性生体物質の飛沫が飛散する場合、曝露から結膜(眼部、鼻腔、口腔粘膜)を防護するために用いる。 キャップ、シューカバー
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