俗信・迷信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 23:59 UTC 版)
黒猫が通る 日本では、ネコに道を横切られると縁起が悪いとも良いとも言われる。黒猫に前を横切られることを不吉として忌むのは、”A black cat crossing one's path by moonlight means death in an epidemic(月夜に黒猫が横切ぎると、横切られた者が流行病で死ぬ)”というアイルランドの迷信を起源とするものであり、イギリスではむしろこれを幸運の印とすることが多い(黒猫は幸運のシンボルであり、それが自分の前を通り過ぎて行く→幸せが逃げて行く、とも解釈出来る)。また、黒猫を飼うと商売が巧くいくとも言われ(福猫と呼ばれた)、店舗などを営む自営業者が好んで飼う場合もある。 猫には九つの命がある 欧米では、人間から見て命がけのような行動をする猫を、9つ分の命がないと生きていけないと思われた。 漁師の黒猫 イギリスでは、黒猫を飼っていると海難事故を避けられると信じられていた。 幸運を運ぶ黒猫 スコットランドでは、玄関先に知らない黒猫がいると繁栄の兆しと信じられていた。 猫のくしゃみ イタリアでは猫のくしゃみを聞くと縁起が良いと信じられていた。 死を招く黒猫 16世紀のイタリアでは、黒猫が病人のベッドに寝そべると、その病人に死が訪れると信じられていた。 Matagot フランスでは、黒猫を大事に世話すると、お返しに富をもたらすと信じられていた。 猫と小川 フランスでは、猫を抱えて小川を渡るのは縁起が悪いと信じられていた。 尻尾を踏むと婚期が遅れる フランスでは、若い未婚の女性が猫の尻尾をふむと、1年間婚期が遅れると信じられていた。 新居に幸運をもたらす猫 ロシアでは、新しい家のドアを最初に入ったのが猫だと家の持ち主に幸運が訪れるとの言い伝えがある。 猫と噂 オランダでは、猫が街で噂を広めていると信じられていた。 事故死を招くサビ猫 ノルマンディーでは、サビ猫を見ると事故死の前兆と信じられていた。 死後の世界へお供する猫 フィンランドでは、死後の世界へ旅する魂に猫がお供すると信じられていた。 悲運の七年 アイルランドでは、猫を一匹殺すと、運の悪い七年間が続くと信じられていた。 猫が居つきますように アメリカ合衆国では、新居に移るときは猫を窓から入れると、家から離れないと信じられていた。 縁起の悪い白猫 アメリカ合衆国では、夜間に白猫を見るのは縁起が悪いとされていた。 幸運を呼ぶ猫肉 エウェ人は、猫を珍味として食し、特に頭を食べると幸運が訪れ、未知の土地で死ぬことを免れると信じていた。[要出典] 縁起の悪い黒猫 ガーナでは、黒猫が夢に出てくると凶兆と信じられていた。 猫と犬の雨が降る 英語では「土砂降りの雨」を指して「raining cats and dogs」という。 日本と欧米での相違 猫の好物は、日本では鰹節だが、欧米ではミルクとされる。また、欧米では猫と犬は仲が悪いとされる。
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俗信・迷信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 14:34 UTC 版)
歓喜天は利益もさることながら恐ろしい神として畏怖されてきた。俗に聖天様は人を選ぶといわれ、非道な人間には縁を結ばないし、勤行を一生怠ってはいけないともいわれる。 また、いい加減な供養をするとかえって災いがあるとか、子孫七代の福をも吸い上げるなどの迷信がある。 行者の羽田守快が収集した話では、「京都のある老舗の主人が怖いものを聞かれ、『一に聖天さん、二に税務署はんでんな』と答えた」「正しい行法の伝授を受けず、聖天供を行ったある大学教授が不思議なやけどを負って死亡した」等、最近でも恐ろしさを伝える話が残っているという。 聖天は参拝した人々の願いを叶えるために、午前中にその人々の所を廻っているため、午後に参拝すると寺院に聖天がいないという。
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