歓喜天とは? わかりやすく解説

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歓喜天

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 13:24 UTC 版)

歓喜天(かんぎてん、:Nandikeśvara[1]、ナンディケーシュヴァラ、歓喜自在天とも)は、仏教の守護神である天部の一つ。ヒンドゥー教ガネーシャに相当する尊格で、ガネーシャと同様に象の頭を持つ。


出典

  1. ^ 不空の弟子。
  2. ^ 「軍隊の主」「指揮官」の意。ガネーシャの兄弟スカンダ韋駄天)の異名に由来すると考えられる[12]
  3. ^ 「離因縁・離塵垢・自在・涅槃証得」を表す。
  4. ^ 「円満」を表す。
  5. ^ 「調伏」を表す。
  6. ^ 「キリ」もしくは「キリク」と読まれている部分は、基本的に天台宗系で「キリ」、真言宗系では「キリク」とそれぞれ読まれるが、意味は同じである(もとの梵音「フリーヒ(Hrīḥ)」が訛った差異のみ)。なお同じ「キリ」でも『苦(ク)を抜く』に由来している非天台系寺院もある。
  1. ^ 精選版 日本国語大辞典「歓喜天」、小学館。
  2. ^ 「聖天」 - 世界大百科事典 第2版、平凡社。
  3. ^ 「聖天」 - 百科事典マイペディア、平凡社。
  4. ^ Thapan, Anita Raina (1997). Understanding Gaṇapati: Insights into the Dynamics of a Cult. New Delhi: Manohar Publishers. pp. 26-28.
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  10. ^ 小野清秀『真言密教聖典』大聖社、1915年、202-203頁。
  11. ^ 平田真祐『聖天信仰のすすめ』待乳山本龍院。[要文献特定詳細情報]
  12. ^ Sanford, James. H. (1991). "Literary Aspects of Japan's Dual-Ganeśa Cult." In Brown, Robert (ed.). Ganesh: Studies of an Asian God. Albany: State University of New York. p. 297.
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  48. ^ 神戸電鉄沿線おでかけガイド/別格本山興隆寺大池聖天”. 神戸電鉄. 2011年11月26日閲覧。
  49. ^ 聖天さんを祀る寺”. 弘聖寺. 2011年11月26日閲覧。
  50. ^ 大峯山護持院 櫻本坊(桜本坊)”. 櫻本坊. 2011年11月26日閲覧。




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