仲哀隧道
名称: | 仲哀隧道 |
ふりがな: | ちゅうあいずいどう |
登録番号: | 40 - 0014 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 基 |
構造: | 煉瓦造坑口、延長432m |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治22 |
代表都道府県: | 福岡県 |
所在地: | 福岡県田川郡香春町大字鏡山1073~京都郡みやこ町大字松田2032-6 |
登録基準: | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
備考(調査): | 福岡県近代化遺産(建造物等)総合調査 |
施工者: | |
解説文: | 筑豊で採掘された石炭等を運搬するために掘削された全長432mの隧道。隧道内壁の両端部は煉瓦及び石造で、その他の部分は素堀りとする。馬蹄形の坑口周りを花崗岩の切石とし、煉瓦積みの坑門が門柱状の意匠で飾られる。 |
仲哀隧道 (1889年竣工)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/20 23:59 UTC 版)
「仲哀峠」の記事における「仲哀隧道 (1889年竣工)」の解説
みやこ町側では旧道がヘアピンカーブが続く道であるため七曲峠と呼ばれる。旧道沿いにある仲哀公園が桜の名所として整備されており、地元では有名である。この桜の原点は現美夜古青年会議所(旧行橋青年会議所)が1970年頃、社会開発運動の一環として数十本の桜を植えたのがきっかけである。 旧仲哀トンネルは1889年に完成し、筑豊地方からの石炭輸送を担った。旧道も国道指定は解除されたものの引き続き残されているが、旧道トンネルは現在、落盤の恐れがあるとしてガードレールで閉鎖されており、通行することはできない。歴史的に重要な建造物として国の登録有形文化財に登録されている。旧トンネル入口上部の銘板には「道隧哀仲」と記されている。 1963年に日本専売公社(現・日本たばこ産業)の職員がトラックで集金中、旧仲哀トンネル付近で殺害され、現金を奪われる事件が発生した。この事件の犯人は全国各地でほかに4人を殺害しており、世間を騒がせた。なお佐木隆三の小説で、1979年に劇場公開された緒形拳主演の映画『復讐するは我にあり』はこの殺人事件の殺人犯をモデルにしている(事件の詳細は西口彰事件を参照)。
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