京谷の親族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:26 UTC 版)
花井千春(はない ちはる)〈57〉 演 - 田中美佐子(第8話は出演なし)(独身時代:森七菜) 京谷の母。京谷の兄夫婦と同居しており、寝たきり状態の夫を自宅で介護している。小浜市出身。藤沢市在住。 介護で夫に付きっ切りで話し相手がいないため、SNSでチャットを始めるとスタンプを多用し、延々終わらなくなってしまう。 孫の凛人のひと言から、同居する長男夫婦が克巳を在宅から施設での介護に切り替えたい考えがあることを知り、克巳を看取る覚悟をもって在宅介護をしていたことから意見を対立させたが、晶が千春と同居する長男の拓馬を説得して、長男夫婦が在宅介護に協力するようになってくれたことから、克巳を自宅で看取ることができた。 息子の彼女である晶を気遣い健康飲料(柚酢)を宅配便で送ったが、その品がネットオークションに出品されたことから、京谷の周辺に不審な女性(朱里)がいることに気付いていたものの、京谷と朱里は既に別れたと思っており、彼女が京谷のマンションに居座っていることを知らず、克巳が息をひきとった後に日曜に連絡をせずに京谷のマンションを訪れた際に朱里と出くわし、朱里が避難した晶のアパートで再び彼女と出くわしたことから、京谷、朱里、晶の4年間の奇妙な三角関係を知ることとなる。「5tap」で朱里と晶から詳しい経緯を聞くうちに二人の女性にはっきりした態度を取れなかった京谷の育て方を間違えたと落ち込むが、京谷の育て方を間違ったと肯定すると、死にかけた自分を助けてくれたことも間違いだったことになると朱里から京谷を責めない様に言われ、朱里が死なずに今こうして3人でビールを飲めていると感動し晶が泣いたことに千春ももらい泣きし、3人は打ち解ける。 朱里の今後の人生を思い、朱里に別れた彼氏のマンションに住まわせて次の恋に移れなくするよりは、マンションを売却して彼女が自活するための現金を渡すほうがよいと京谷に進めたり、晶に柚酢をまた送ってあげるなどして、京谷と別れた元彼女のふたりを思い、交流を保っている。 (夫と出会った頃の回想シーン:高校卒業後、地元・小浜のへしこ販売店に売り子として就職し、このまま地元で一生を終えると漠然と考えていたが、働き始めて3年経ったある日、長期出張で小浜を訪れていた克巳から見初められ、彼からの熱意あるアプローチと地元以外の世界への興味から、小浜を離れ彼の地元の藤沢へついて行く決心を固める。) 花井克巳(はない かつみ) 演 - 白石タダシ(第1話 - 第7話)(独身時代:前原滉) 京谷の父で千春の夫。 寝たきり状態で誤嚥性肺炎を発症するなど深刻な様態ながら千春に自宅で介護されていたが、晶と京谷が別れた数日後に息をひきとる。 独身の頃、プラント設計士として1か月の長期出張で訪れた小浜市でへしこ販売店で働いていた千春を見初め、へしこの購入を口実に店に毎週通い、出張最終日に彼女に自身の勤務先の名刺を渡しアプローチをかけ、出張終了から半年後、再び千春に会うため小浜を訪れたことで熱意が伝わり千春の心を射止めている。 花井拓馬(はない たくま) 演 - 金井勇太(第4話・第7話・最終話) 京谷の兄。克巳・千春の親世帯と同居している。 父・克巳の自宅での介護には限界があると、克巳には介護施設に入所してもらおうと考えており、在宅介護に拘る千春と意見が対立したが、晶の千春が克巳を家で看取る覚悟を応援してあげてほしいとの説得に考えを変え、在宅介護を認めている。 花井文美(はない ふみ) 演 - 青山倫子(第4話・第7話・最終話) 拓馬の妻。 義父の克巳の在宅介護に抵抗がある様子もあったが、千春と交代で克巳を介護できるようパート勤めの時間を変更し、克巳が息をひきとるまでの最後の1週間の間だけであったが、千春の在宅介護に協力できた。 花井凛人(はない りんと) 演 - 晴瑠(第3話・第4話・第7話・最終話) 拓馬・文美夫婦の息子で、克巳と千春の孫息子。 日中、両親が共働きのため千春に面倒をみられており、千春のことを「ちーちゃん」と呼びなついている。祖父の克巳は「じぃじ」と呼んでいる。 「じぃじシセツに行かないの?」と千春に尋ね、彼女を驚かせる。
※この「京谷の親族」の解説は、「獣になれない私たち」の解説の一部です。
「京谷の親族」を含む「獣になれない私たち」の記事については、「獣になれない私たち」の概要を参照ください。
- 京谷の親族のページへのリンク