京成線ホームの改修
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:30 UTC 版)
「空港第2ビル駅」の記事における「京成線ホームの改修」の解説
成田空港線(成田スカイアクセス線)の開業に合わせ、当駅では京成側のホームが2009年11月14日より島式化され、上り専用ホームが新設されている。 工事の概要としては、京成線のホーム外側に新たな躯体を建設し、そこに1線通すことで1面2線の島式ホーム(266メートル)に改良し、運行を上下で分けることができるようにした。この工事部分の地上には第2旅客ターミナルビル到着階の第3レーンがあり、既設の共同溝があるため、まずこれを移設する必要があった。移設が完了した後に古い共同溝を撤去し、新しい躯体を建設した。躯体工事は成田国際空港株式会社が担当し、その後、成田高速鉄道アクセス株式会社が躯体の内部にレールを敷設し、信号機器やエスカレーター・エレベーターなどの諸施設を整備した。なお、改修工事完成後は成田方面から当駅までの京成本線が複線になったが、成田空港方面の線路は単線のままである。 成田スカイアクセス線の開業により当駅 - 京成高砂駅間のルートが2通りとなったが、2つのルートは運賃が異なるので、ルートの特定と運賃の算定を行うためと誤乗を防ぐ観点から、当駅のホームを京成本線専用ホーム(上野方、3・4番線ホーム)と成田スカイアクセス線専用ホーム(成田空港方、1・2番線ホーム)に分け、京成本線コンコースに中間改札が設置されている。なお2020年2月16日より、出口動線の変更により、出場時は中間改札を通過する必要がなくなった。 前述の通り、京成本線専用の3番線ホームは6両しか有効長がないため、8両編成のうち後2両が成田スカイアクセス線専用の1番線ホームにかかる。当駅に乗り入れる各社局の車両にはドアカットの装備は行われておらず、ドアは通常通り開閉される。それにより、「京成本線経由の乗車券を購入した乗客が誤って電車を降り、その後で成田スカイアクセス線経由の電車に乗る」、もしくは「成田スカイアクセス線経由の乗車券を購入し、京成本線経由の電車に誤乗する」ことが物理的に可能な状態となっている。京成では注意喚起として1番線ホームの該当する乗車口にLED式乗車案内を頭上に設置し、本線経由の列車が到着すると日本語と英語、韓国語、簡体字中国語により「ご乗車できません」(英語:No Boarding)という注意書きが表示される。他にも壁面には4か国語(日・英・中・韓)で注意書きが書かれている。なお、京成本線の乗客が誤って成田スカイアクセス線のホームに下車した場合、駅員の誘導により一時的に職員通用口が開放され、京成本線のホーム側に案内される。 2・4番線は2019年2月23日より、1・3番線は同年3月17日よりホームドアの使用をそれぞれ開始した。ただし、3番線ホーム発着時、1番線ホーム側にかかる部分のホームドアもそのまま開閉するため、前述の問題の解決には至っていない。 改修前の成田スカイアクセス線 1番線ホーム(2010年7月) 改修前の京成本線 2番線ホーム(2010年7月) 京成本線4番線ホーム 成田スカイアクセス線ホームと区別する柵が設置(2010年7月) 京成本線3番線ホーム 成田スカイアクセス線ホームと区別する柵が設置(2010年7月) 成田スカイアクセス線1番線ホームの京成本線側にある注意喚起用LED式乗車案内(2010年7月)
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京成線ホームの改修
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2010年7月17日ダイヤ改正より成田空港線(成田スカイアクセス線)が乗り入れているが、それに伴い京成線の外側(北ウイング側)に新たに躯体を建設し、成田スカイアクセス線専用のホーム1面(新1番線)を設けた。これによって当駅は京成3線・JR2線の計5線となった。なお、改修工事完了後も京成線の駅前後の線路は単線のままである。 躯体工事は成田国際空港株式会社が担当し、その後成田高速鉄道アクセス株式会社が躯体の内部にレールを敷設し、信号機器やエスカレーターなどの諸施設を整備している。 成田スカイアクセス線の開業と同時に当駅 - 京成高砂駅間のルートは2通りとなっているが、2つのルートは運賃が異なるので、ルートの特定と運賃の算定を行うため、当駅のホームを成田スカイアクセス線専用ホーム(単式ホーム・1番線)・京成本線専用ホーム(島式ホーム上野方、2・3番線)・スカイライナー専用ホーム(島式ホーム車止め側、4・5番線)に分け、京成本線コンコースに中間改札が設置されている。また京成本線ホームと成田スカイアクセス線ホームとの間に信号機が設けられており、縦列停車も可能である。4・5番線から電車が発着する時は、2・3番線で通過を知らせる放送が流れる。
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