京成線直通への対応改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:31 UTC 版)
「新京成電鉄8000形電車」の記事における「京成線直通への対応改造」の解説
2006年度には、全編成に京成電鉄乗り入れ準備として誘導無線 (IR) アンテナが設置された。かつて8510編成以降の編成には北総開発鉄道(現:北総鉄道)乗り入れの際にIRアンテナを使用していたが、乗り入れ廃止により撤去された。併せて屋根塗装も実施された。ただし8518編成はアンテナの撤去が乗り入れ発表と前後したためか無線本体の台座と助士席側の配線を取り込む配管はそのまま残されており、再設置の際それが生かされる形となった。無線切替えスイッチは北総線乗り入れ時代の速度計ユニット脇と異なり、前面裏に設置された(8800形の京成乗り入れ車も同様)。 最初に設置されたのは2006年7月に検査出場した8514編成で、アンテナ設置に際し、急行灯やLED式運行番号表示器の設置も同時に行われた。8月には抵抗制御車の8504編成、界磁チョッパ車の8506編成、8508編成に、9月には抵抗制御車の8502編成と界磁チョッパ車の8510編成に、10月には8516編成に、そして11月には8518編成と8512編成にも設置されたことで全編成完了した。前述したが、京成乗り入れ車は8502編成を除き側面帯をN800形に準じたマルーン色帯に変更された。また、前面と側面の行先表示器字幕が千葉線対応のものとなり、幕自体も英字併記のものに交換された。なお、抵抗制御方式の8502・8504編成は一時期乗り入れ運用の対象から除外され、運行番号表示器、IRアンテナは撤去されていた時期がある。このとき撤去された機器類は8800形8802編成・8804編成に転用されている。
※この「京成線直通への対応改造」の解説は、「新京成電鉄8000形電車」の解説の一部です。
「京成線直通への対応改造」を含む「新京成電鉄8000形電車」の記事については、「新京成電鉄8000形電車」の概要を参照ください。
- 京成線直通への対応改造のページへのリンク