九州から馬公までとは? わかりやすく解説

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九州から馬公まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 16:43 UTC 版)

ミ23船団」の記事における「九州から馬公まで」の解説

10月18日ミ23船団佐世保出撃し、同日夜は伊万里湾仮泊した後、翌19日朝に日本本土発った船団速力は8ノット低速である船団は敵潜水艦襲撃警戒して水深浅く潜水艦行動難し大陸沿岸を進むことにし、対馬海峡横断すると、20日朝鮮半島南岸高興郡羅老湾、22日舟山群島というゆっくりとた行程をたどったこの間19日午後3時ころに、船団対馬海峡上の.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯3332東経12843分 / 北緯33.533度 東経128.717度 / 33.533; 128.717地点で敵潜水艦しきもの探知し、第38号海防艦第102号哨戒艇佐世保海軍航空隊水上機1機と協同して爆雷により敵潜水艦1隻撃沈おおむね確実と報告したが、アメリカ側記録によると該当喪失艦はない。 10月24日午前11時、台湾北西東引島付近高雄港行き貨物船広田丸、陽海丸と貨客船雲仙丸」が第38号哨戒艇第102号哨戒艇護衛され分離した船団本隊は、同日午後10時30分平潭県牛山島沖を通過して台湾海峡入った狭く水深の浅い台湾海峡日本側にとって潜水艦の危険が小さ安全な海域思われていたが実はこのとき、アメリカ潜水艦タングリチャード・オカーン艦長判断により他艦とのウルフパックを組まずに単独台湾海峡内に待ち伏せており、ミ23船団発見していた。タングは、昨23日未明にウ03船団タンカー3隻を付近撃沈破したばかりであった10月25日午前0時58分、ミ23船団護衛する46号海防艦が、アクティブ・ソナーで敵潜水艦探知して爆雷投下した。第46号海防艦は、まもなく浮上航行中タング発見して機関銃による攻撃加えたが、潜航されたため射撃止めた。第46号海防艦ソナータングを再探知して追跡攻撃試みたが、タング16ノット低速のため300m以内接近することができず、ソナー雑音酷くてタング見失った。 第46号海防艦発光信号で敵潜水艦出現船団各船に通報し船団大陸沿岸向けて回頭して全速退避開始した。しかし船団タング振り切ることはできず、10月25日午前2時8分に烏坵郷北東18km付近で、左列先頭2AT型タンカー江原丸(日本郵船:6956総トン)が左舷船尾魚雷受けて航行不能となった江原丸は2分後に右舷にもタング魚雷第2撃を受けて沈没し乗員・船砲隊14人が戦死したまた、改造タンカー松本丸(日本郵船:7024総トン)はタングに対して体当たり機関銃による反撃試みタングによる魚雷攻撃1度回避した続いて江原丸を狙った魚雷の1発が命中して浸水により船首沈下し航行不能となったタング船団に対してさらに攻撃続けたが、発射した魚雷最後の1発が左に曲がって進み、自艦に命中してしまった。浸水したタング海底着底した。第34海防艦アクティブ・ソナータング探知し漂流中の味方沈没船員への影響配慮して1発だけ爆雷投下したタング生存者は艦外に脱出試み成功したタングのオカーン艦長を含む数人が第34海防艦により捕虜として収容された。 航行不能となった松本丸の船長曳航具申し護衛艦指示僚船2AT型タンカー第二勇山丸(日本郵船:5397総トン)が莆田市平海湾に曳航して10月20日午後8時に座洲に成功した。しかし松本丸は傾斜止まらず同月26日北緯2508東経11916分 / 北緯25.133度 東経119.267度 / 25.133; 119.267地点横転沈没した生き残った船団各船は10月26日日中廈門湾で過ごした後、応援海防艦笠戸、三宅護衛協力得て27日馬公到着した馬公白沙から便乗278人が下船した。なお、駒宮1987年によれば廈門湾から別行動を採った艦船存在する可能性がある。

※この「九州から馬公まで」の解説は、「ミ23船団」の解説の一部です。
「九州から馬公まで」を含む「ミ23船団」の記事については、「ミ23船団」の概要を参照ください。

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