九州における電気事業の発達とは? わかりやすく解説

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九州における電気事業の発達

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 23:38 UTC 版)

九州配電」の記事における「九州における電気事業の発達」の解説

1891年明治24年7月1日熊本市熊本電灯(後の熊本電気)が開業し九州電気供給事業が始まる。その後1893年明治26年)に長崎市長崎電灯1897年明治30年)に福岡市博多電灯(後の九州電灯鉄道)、1898年明治31年)に鹿児島市鹿児島電気、という順番相次いで電気事業開業し電気利用徐々に広まっていった。1904年明治37年)までに開業した事業者福岡長崎熊本・大分・鹿児島の5県で11社にのぼる。 日露戦争後全国的な電気事業ブーム訪れると新規開業は一層増加し宮崎県佐賀県でも1907年明治40年)から翌年にかけて電気事業開業した。こうして九州全県電気事業出現し加えて1910年明治43年)には沖縄県沖縄電気開業した大正時代に入ると、博多電灯前身とする九州電灯鉄道と、1911年明治44年)に設立され新興九州水力電気の2社が相次ぐ事業統合によって北部九州勢力拡大し北九州では北九州工業地帯地盤とする九州電気軌道台頭熊本県では熊本電気積極的な水力開発県内大部分浸透して、これらの4社が九州中核電力会社へと発展した。4社のうち九州電灯鉄道1922年大正11年)に関西電気旧・名古屋電灯)と合併して東邦電力となり資本金1億円超の大企業となるが、合併とともに本社福岡市ではなく東京へ移った一方九州水力電気本社東京構えていたが、1931年昭和6年)に福岡市内へ移している。また昭和期には日本窒素肥料系の日本水電鹿児島県内事業拡大して中核電力会社加わった。 こうして東邦電力九州水力電気九州電気軌道熊本電気日本水電の5社が中核電力会社へと発展し中規模事業者多くがこれら中核会社傘下となって寡占化進んだが、一方で山間部島嶼部中心に小規模零細事業者数多く存在した1938年昭和13年時点では、供給力100キロワット以上1,000キロワット未満小規模事業者26事業者供給力100キロワット未満零細事業者28事業者及んでおり、大分・鹿児島長崎の3県に特に多かった

※この「九州における電気事業の発達」の解説は、「九州配電」の解説の一部です。
「九州における電気事業の発達」を含む「九州配電」の記事については、「九州配電」の概要を参照ください。

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