乗車券の取り扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 07:42 UTC 版)
「東京臨海高速鉄道りんかい線」の記事における「乗車券の取り扱い」の解説
乗車カードはSuicaが使用可能である(相互利用可能なカードはSuicaを参照のこと)。Suicaは東京臨海高速鉄道(水色面のりんかいSuica)、JR東日本(黄緑色面のSuica)、東京モノレール(銀地に擬人化した緑色のモノレールの絵のモノレールSuica)で発行しているものすべてが使用可能。かつてはパスネットも自動改札機のみ使用できたが、2008年3月14日で取り扱いを終了し、翌日からは有人改札での精算や自社線完結の普通乗車券の購入に使用できるのみとなった。なお、りんかい線では当初から自動券売機や自動精算機でのパスネットの使用はできなかった。その後、利用の減少やSuica・PASMOなどのICカード普及の進行に伴い、2015年3月31日をもって利用を終了、2018年1月31日をもって払い戻しを終了(資金決済に関する法律に基づく)した。 パスネットは2000年10月14日の導入開始時から、Suicaは2002年12月1日の全線開通および埼京線乗り入れ開始時から導入されており、東京臨海高速鉄道では両方を発行していた。この2種類のカードを発行していた鉄道事業者は東京臨海高速鉄道のみである。これは、東京臨海高速鉄道の大株主が、東京都(東京都交通局)=パスネット、JR東日本=Suicaと双方の陣営にもあることが影響している。 西日本旅客鉄道(JR西日本)のICOCAは2004年8月1日から、東海旅客鉄道(JR東海)のTOICAは2008年3月29日から、北海道旅客鉄道(JR北海道)のKitacaは2009年3月14日から、西日本鉄道のnimoca、福岡市交通局のはやかけんや九州旅客鉄道(JR九州)のSUGOCAは2010年3月13日から、manacaやPiTaPaは2013年3月23日から、それぞれSuicaとの相互利用開始時から利用可能となっている。 イオカード(磁気式)はりんかい線内では利用できなかったため、イオカードを使用してJR線から大崎経由でりんかい線に入った場合は窓口精算を行う必要があった。2006年2月10日をもってJRでのイオカードの自動改札機での利用が終了しているため、現在は行われていない。 東京臨海高速鉄道はパスネット加盟社だったが、2007年3月18日に開始されたPASMOを加盟社局の中では唯一導入せず、ICカードは既に導入しているりんかいSuicaのみとした(PASMOも利用可能)。また、同線内でのSuicaの利用者増加に伴い、同日までにりんかい線内自動券売機でのパスネットの発売を終了した。 Suica・PASMO・パスネットとも、自動改札機・自動券売機・自動精算機・窓口処理機での使用後に表示・印字される駅名には頭に「臨」が表示される(パスネットは乗車駅欄のみ。Suicaは大崎駅では表示されない)。なお、ICOCA・TOICAではSuicaエリア以外で表示・印字されると異なる表示がされる。 大井町駅が東急大井町線の始発駅となっている東急電鉄との間では東急線りんかい線お台場パスが設定され、東急線内の各駅と大井町駅を結ぶ往復乗車券と大崎駅を除くりんかい線内の各駅が1日乗降自由なフリー切符がセットとなっている。詳細は該当項目を参照。 JR東日本が発売する一部の特別企画乗車券(休日おでかけパス・JR East Pass)で利用が可能であるが、りんかい線の駅では発売されない。 JR東日本と連絡運輸を行なっているが、普通乗車券の接続駅は大崎駅に限定されている。また、東京メトロの東西線(西船橋 - 中野)や千代田線(北千住 - 西日暮里)と異なり、大崎 - 新木場間の通過連絡運輸は設定されていない。
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