乗車券の使い方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 15:41 UTC 版)
「マス・ラピッド・トランジット (シンガポール)」の記事における「乗車券の使い方」の解説
改札を出る際、乗車券は回収はされず、1枚の乗車券は最大で6回まで再利用できる仕組みである(但し、発行日から30日以内という期限付)。紙の乗車券を持っていない状態で券売機にて乗車券を購入する際は、本来の運賃とは別に乗車券のデポジットとしてS$0.10を徴収される。再利用可能な紙の乗車券を持った状態で券売機を利用する際は、その乗車券を券売機に設置されている読取部に置くと、自動的に運賃が支払われ、持参した乗車券に乗車券としてのデータが記録される仕組みである。3回目の乗車の際、本来の運賃からS$0.10を引いた運賃を支払うことになり、その際に、最初に支払ったデポジット分は相殺される。さらに、その乗車券でできる最後の乗車、つまり6回目の乗車の際も本来の運賃のS$0.10引きの運賃を支払うことになり、その際は、S$0.10の割引を受けたということになる。 かつては、プラスチック製のIC式普通乗車券が発行され、改札を出たあとに、デポジット返却機を使い、IC式普通乗車券を返却、デポジットの返却を受けるシステムだった。当時のIC式普通乗車券に対するデポジットは、S$1であった(現在はソウルやその近郊の首都圏電鉄でこの方式が用いられている)。 また、EZ-linkカードと呼ばれる、IC乗車カードもあり、MRT以外にもバスなどの交通機関や、駐車場、コンビニでの支払い等にも使える。本カードを使うと割引運賃が適用され、地下鉄とバスを乗り継いで利用した場合、総移動距離で運賃が計算される総距離制運賃が適用されるため、普通乗車券を利用するよりも安くなる。この制度は公共交通機関がSMRTを中心に統一されていることが背景にある。 2019年4月4日より、NFC機能を利用した「SimplyGo」サービスを開始し、MastercardコンタクトレスやVisaのタッチ決済(Visa Contactless)、NFCに対応したApple Pay、Google Payでも乗車できるようになった。
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