主な規格・プロトコル等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 16:57 UTC 版)
「ネットワークオーディオ」の記事における「主な規格・プロトコル等」の解説
2018年現在におけるネットワークオーディオの規格について、PCオーディオ由来も含めて以下に挙げる。 UPnP、DLNA1.5 UPnPフォーラムが定めたネットワークプロトコルで、ネットワークオーディオプレーヤー発売以降は主流となっている。DLNAはUPnPをベースにしており互換性が高いのが特徴である。尚、DLNAについては、1.5以降がネットワークオーディオに該当し、DMCが独立していない初期の1.0はネットワークオーディオとして分類されない。前述の通り、2017年にDLNAの団体が解散した。 AirPlay(旧AirTunes) ネットワークオーディオ初期の頃からの規格で、アップルが2004年に発売したAirMac Expressに搭載された機能である。無線LANを使用して音声データを伝送するが、Macの機器セットを利用して有線LANで接続することも可能。2010年に発売された第2世代のApple TVにてAirPlayに名称変更され、新たに画像と映像に対応。後に機能を拡張したAirPlay2が登場している。 iTunesホームシェアリング iTunes9.0以降に搭載されている機能の一つ。iPhoneとiPadにはiTunesやApple TVを操作するRemoteアプリが用意されており、iTunesに登録された楽曲をMusicアプリにてiPhoneやiPadで聴く、Apple TVをレシーバーとして使用する等、様々な使い方がある。また、前述のAirPlayとの組み合わせも可能である。 Audirvana Plus 2 iTunesとの連携機能を特徴としたMac用音楽再生アプリ。スマホ用のコントロールアプリとしてA+Remoteアプリがある。 JRiver Media Center Windows、Mac、Linuxのバージョンがある。スマホ用のコントロールアプリとしてJRemoteがある。 MPD Music Player Demon略で、音楽再生アプリとサーバーアプリが統合されたもの。これをPCにインストールして、スマホやタブレットにインストールされたMPDクライアントソフトからサーバー側へ命令して音楽の再生を行う。代表例はVoyageMPDなど。 OpenHome UPnPをベースに更に踏み込んだ仕様となっており、UPnPとの互換性が高い。主なアプリはLINNのKazoo等。DLNAの後継。 ROON Ready ROON ServerやROON Coreなどから構成されており、独自のプロトコルを採用しているため、他の規格との互換性が低い。プレーヤーもROON Ready対応でなけれは再生不可能で、サーバーもPCクラスのものでなければインストール不可。しかし、ネットワークオーディオとしての性能は高いため、今後の普及が見込まれる。 DTS Play-Fi DTSが提唱するネットワークオーディオ規格。マルチルーム機能を搭載し、ストリーミング機能によりアナログ音源もシステムに組み込むことが可能である。これらの機能は以下の規格に標準装備されている。また、AirPlayがオプションとして用意されている。 ミュージックキャスト ヤマハ独自のネットワークオーディオ規格。ステレオとサラウンドがある。 HEOS デノン、マランツ独自のネットワークオーディオ規格。 Flair Connect オンキヨー、パイオニア独自のネットワークオーディオ規格。スマートスピーカーやワイヤレススピーカーには非対応のため、前述のDTS Play-Fiと併用する。
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