AirMac Express
AirMac Expressとは、Apple社によって、2004年7月に発表されたIEEE 802.11gに対応した無線LANのアクセスポイントの名称である。
同社によって提供されている「iTunes」と連携することによって、ユーザーのパソコンにある音楽ファイルを、AirMac Expressに接続したオーディオ機器で再生することが可能である。なお、この機能は、「Air Tunes」と呼ばれている。
参照リンク
AirMac Express - 製品ページ
IDE/ATA: | Wide Ultra2 SCSI |
IEEE: | ジョン・プレスパー・エッカート ジョン・モークリー AirMac Express イーサネット イーサネット型LAN Bluetooth |
AirMac Express
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 05:18 UTC 版)
「AirMac」の記事における「AirMac Express」の解説
AirMac Expressは2004年6月7日にAppleより発表された。AirMac Extremeをシンプルかつコンパクトにしたベースステーションであるが、AirMac Extremeベースステーションに取って代わるものではない。 AirMac ExpressはWDSブリッジングの利用によって既存のAirMac Extremeネットワークの範囲を拡張するためにしばしば用いられる ()。 AirMac Expressの主要なプロセッサはBroadcom社製BCM4712KFBワイヤレス・ネットワーキング・チップセットである。これは200MHz MIPS プロセッサが組み込まれている。オーディオはテキサス・インスツルメンツ社製PCM2705 デジタル/アナログ・コンバータによって処理されている。 最大の特徴として、AirTunes(後のAirPlay ストリーミング)と呼ばれる新機能を持ち、アナログ/光オーディオ・ミニジャック出力、プリンター共有用のUSBポート、1個のイーサネットポートを内蔵する。 AirTunesは、iTunesに登録された音楽データの再生時に、AirMac Expressに接続されたスピーカーへ音楽を無線にてストリーミングで配信する。また、iPhoneやiPad、iPod TouchのAirPlayストリーミングにも対応しており、AirMac Expressと同じネットワーク内であれば、端末から音声を再生することも可能。 さらに、Macintoshの機器セットによる有線LAN接続でのストリーミング配信やMacとの同時再生も可能であり、この同時再生機能と有線LAN接続を逆手に取ることで、iTunesをインストールしたMacまたはPCから音声出力した際に音質が向上する触媒作用の機能を持つ。 USBポートは主にプリンターとの接続であるが、他の使い方はKeyspan製USB接続型赤外線リモコンを使用してAirTunesを制御する事である。外付けHDDとの接続には対応していない イーサネットポートはルーターとの接続で、無線LANの親機にも子機にもすることが出来る。100BASE-T規格で、いわゆるギガビット・イーサネットには対応していない。 2008年3月17日、IEEE 802.11nドラフト2.0に対応したAirMac Expressが発表された。 2012年6月12日、IEEE 802.11nデュアルバンドに同時に対応するAirMac Express 802.11n (第 2 世代) が発表された。デザインがApple TVとほぼ同じ形となり、電源は付属するメガネ型ケーブルを使う。また、イーサネットポートは新たにWANポートとLANポートの2個に増えたが、ギガビット・イーサネットには非対応である。AirMac Expressには"ワイヤレスネットワークを拡張"または"ワイヤレスネットワークに接続"の接続方法が選択できるが、後者の方はAirPlayやプリンターの共有は利用できるものの、無線LANの拡張や背面のLANポートは利用できない。AirMacシリーズの中で唯一AirPlay 2に対応しており、1台の再生端末から複数のAirPlay 2端末で音楽をストリーミング再生をすることが可能である。
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