ジョン・モークリー
ジョン・モークリーとは、米国のコンピューター技術者である。1907年8月30日、オハイオ州シンシナティ生まれ。ジョン・プレスパー・エッカートと共に、世界初のコンピュータといわれる「ENIAC」を開発したことで知られている。1980年1月8日没。
1930年代からコンピュータを構想し、多くの試作機を製作していたモークリーは、1941年にペンシルバニア大学でジョン・エッカートと出会った。1943年、二人はアメリカ陸軍とENIAC製作を契約し、当時ペンシルバニア大学の助教授だったモークリーは、ENIACプロジェクトの最高顧問についた。そして1944年頃には、EDVACの製作にも関わり始めている。

1946年にENIAC完成後、EDVACプロジェクトを離脱したモークリーとエッカートは、共同でエッカート・モークリー社を設立した。同社は1950年に資金難からレミントン・ランド社の買収を受けるたが、そこでで世界初の商用コンピュータ「UNIVAC I」が完成することとなった(しかし「世界初のコンピュータ」の称号は、公的にはABCに与えられている)。
ジョン・エッカートの没後、IEEEによってエッカート・モークリー賞が設けられた。ゴードン・ベルや セイモア・クレイなどが同賞を授与されている。
ジョン・モークリー
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ジョン・モークリー(John William Mauchly、1907年8月30日 - 1980年1月8日)は、ENIACの主要開発者の一人。ジョンズ・ホプキンス大学卒。物理学博士。
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