欠点と制限とは? わかりやすく解説

欠点と制限

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 22:09 UTC 版)

Bonjour」の記事における「欠点と制限」の解説

Bonjourにはもちろん欠点制限存在する。まずBonjourは、基本的にLAN内でしか利用することができず、原則的にルータ越えることができない。ただしこれは、DHCPダイナミックドメインネームシステム(DDNS)を用いることで解決可能であり、その二つ用意すればルータ越えた運用可能になる。ただし、IPv6ではこの限りではない。なお、Mac OS X v10.5においてBack to My Macどこでも My Mac)と呼ばれる機能導入されMobileMeアカウントを持つユーザ広域でもホスト/サービス参照できるようになった実際この機能DDNS等の技術用いて実現されている。 またBonjourは、イベント制御機能が弱い。例えUPnPではきめ細かいイベント制御可能になっているものの、Bonjourではこの部分マルチキャストDNSDDNSしか利用できないため、細かなコントロールを行うことができないプリンタ制御についてはIPPLPR用いることが決まっているが、その他の機器についてはまだ仕様策定されておらず、検討中となっている。 対応機器少なさ悩みである。UPnP比べBonjour対応している機器少ない。Appleは"AirTunes"(無線LAN経由での音楽再生機能)を搭載したAirMac Expressなど、Bonjour機能生かした製品リリースしているが、サードパーティーでは、現在対応を表明しているメーカーはほとんどがプリンターメーカーである。 UPnP基本的にハードウェアのみに用途限られているのに対しBonjourはハードウェア・ソフトウェアを問わず利用することができる。Bonjour対応ソフトウェアとして最も普及しているのはAppleiTunes(iTunes同士音楽共有ができる)とSafari(Bonjour対応したWebサーバ自動的に探索しリストアップする)であるが、Apple以外のソフトウェアではAirfoiliTunes以外のソフトウェアAirTunes可能にする)、Caminoシイラ (ウェブブラウザ)RealPlayer程度であり、あまり活用されているとは言い難い現状である。 またUPnP開発過程こそ非公開であるものの、仕様ロイヤリティフリー公開されているので、Bonjourオープンソースであることは現在のところあまり目立ったアドバンテージはなっていない。

※この「欠点と制限」の解説は、「Bonjour」の解説の一部です。
「欠点と制限」を含む「Bonjour」の記事については、「Bonjour」の概要を参照ください。

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