中興の祖とは? わかりやすく解説

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ちゅうこう‐の‐そ【中興の祖】

読み方:ちゅうこうのそ

中興の業を成し遂げた祖先寺院では中興開山という。


中興の祖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/18 03:13 UTC 版)

中興の祖(ちゅうこうのそ)とは、一般に「名君」と称される君主または統治者のうち、長期王朝、長期政権の中途、かつ危機的状況後に政権を担当して危機からの回復を達成し、政権の安定化や維持に多大な功績があったと歴史的評価を受ける者をいう[1]

概要

長期政権は創業期の後に繁栄期を迎えるが、繁栄期は則ち爛熟期であり、外征や奢侈による財政悪化や制度疲弊、危機意識の欠如、綱紀弛緩による政治腐敗によって政治、軍事、経済など様々なフェイズにおいて危機的状況が発生する。

中興の祖と称される人物は税制財政の改革、人材の登用、治安回復、外交の安定などに意を用い、危機的状況を改善、回復し国家経営を立て直した人物である。

このため、政権中途で国家を発展させた人物、また政権の最盛期を現出させた人物であっても、創業者の業績を継承、整理することで業績を上げた人物(太宗徳川秀忠徳川家光など)や創業期から蓄積された資本により業績を上げた人物(武帝玄宗永楽帝など)は中興の祖とは呼ばれない。

中興の祖と呼ばれる人物であっても、徳宗同治帝など名目だけで必ずしも実績が伴っていない場合も存在する。

中興の祖と呼ばれる人物

ヨーロッパ

アジア

脚注

  1. ^ これが転じて、老舗と呼ばれる企業において、創業者が経営から退いた後に業績拡大に大きく貢献した経営者のことを指す場合もある。

関連項目


中興の祖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 05:45 UTC 版)

九谷焼」の記事における「中興の祖」の解説

九谷庄三(くたにしょうざ、文化13年(1816年)-明治16年(1883年)は、寺井村(現在の能美市寺井町)の農家生まれた17歳時に小野窯に陶匠として招聘される。後に窯業指導諸国から招かれるが、能登火打谷現在の志賀町)で、能登呉須呼ばれる顔料発見。後の九谷焼多大な影響与える。26歳故郷戻り寺井窯を開いた西洋から入った顔料早い時期から取り入れ 彩色手を確立し、庄三風と呼ばれる画風は後に西洋輸出される九谷焼大半取り入れられることになる。

※この「中興の祖」の解説は、「九谷焼」の解説の一部です。
「中興の祖」を含む「九谷焼」の記事については、「九谷焼」の概要を参照ください。

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