三つのしもべ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 08:09 UTC 版)
初代バビルが残した遺産であり、2世を主として命令には絶対服従する。原作において、2世と同質のテレパシー能力を持つヨミの命令も受け付けてしまう弱点が露呈。以降、ヨミのいる場所ではしもべを呼べなくなり(2世とヨミの命令が拮抗すると行動不能に陥る)、苦しい戦いを強いられる。 ロデム スライム状の不定形生命体。普段は黒ヒョウの形態を取る。どんな姿にも変身することができ、応用力が高いため、囮や諜報活動、また側近としてバビル2世の保護を受け持つ。ロプロスやポセイドンと違って明確な意思を持ち、バビル2世とテレパシーで会話することが出来る。また、ヨミに心を読まれないようにシールドを張ることもできる(ヨミと会話できるかは不明)。 不定形生物であるため単純な突く叩く殴ると言った攻撃はまるで効かず、銃撃されてもダメージを負うことは無い。武装した人間や、並みの超能力者程度なら身体で包み込んで溶解してしまうこともできる。しかしバビル2世やヨミのエネルギー衝撃波に弱く、連続で浴びせられるとダメージを受けて活動不能に陥るので戦闘にはあまり向いていない。また、生き物である以上体温を持ち呼吸をすることには変わりないため、熱センサーや二酸化炭素センサーなどを用いられると擬態した居所を見つけられてしまう。 アニメ版(1作目)では、不定形生命体という説明は特にされず、むしろ変身能力を持つ黒豹という扱いであり、後半でエネルギーを消耗して倒れてしまった際も黒豹の姿のままであった。また、原作版と違って普段から黒豹か女性の姿で付き従い、積極的に戦闘に参加しているばかりか、バビル2世に変身した時は、バビル2世と共にエネルギー衝撃波を使っており、万能ぶりを発揮している。 ロプロス 巨大な怪鳥型ロボット。超音速で空を飛び、口からロケット弾と超音波を放つ。目にはカメラを装備しており、写真を撮影してそのデータを塔のコンピュータで分析することもできる。三つのしもべの中では最初に登場し、バビル2世を家から連れ出す役目もした。ヨミの作り出したV号との戦いで外装がはがれ、以降は機械状の表面がむき出しになった(アニメでは金色に表現されている)。主に戦闘やバビル2世を乗せての移動などに活躍する。 岩や爆弾の直撃程度ではビクともしない強固な装甲を持つが、原作第4部でバビル2世をかばい、水爆ミサイルの直撃を受けた際完全に破壊された。 アニメ版(1作目)では最終回まで活躍、また、後半ではそのメカニックな外見にも関わらず、倒れたロデムの姿に悲しげに俯く描写などもあり、バビル2世の大事な仲間であることが強調されていた。 ポセイドン 巨大な人型ロボット。攻撃力は三つのしもべ中最強で、大型船の船底を一撃で打ち抜くパンチとキック力を誇り、武装として指にレーザー砲、腹部に魚雷を装備する。また、ロプロスを上回る極めて硬い装甲を持ち、作中で一度も破損したりダメージを受ける描写がない。海中を高速で移動し、海を拠点とするが、陸上でも活動できる。目のランプを点滅させて信号を送り、バビル2世と会話することが出来る。 アニメ版(1作目)では、ロプロスと共に最終回まで活躍。基本的には無表情なものの、後半は僅かではあるが仕草で意思表示をする描写も見られている。
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