七人委員会共和国
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「アークトゥルス (ゲーム)」の記事における「七人委員会共和国」の解説
六大老 七人委員会共和国を影から操る6人の老人。正体は、共和国を建国した七人委員会の中の6人で、不死の施術により700年もの時を生きている。 その正体は、エリザベスと同じ古代人の科学者たち。2章の最後にてレーグランツを倒した後に戦う。あらゆる攻撃が通じないため初戦は絶対に勝てず、逃げるしかない。しかし、二戦目では怪老人が彼らを倒すための手段として、「六人いるうちのひとりは擬似生命体で、それを倒せば六大老の使っている結界を破ることができる」と伝えてくれる。 アルブレヒツ・ヴォン・ハインベルグ 七人委員会共和国の首相。エリュアードとレーグランツの叔父。 六大老が裏から共和国を支配していることを良しとせず、共和国を大老たちの呪縛から解き放とうとするが、逆に六大老の意を受けたレーグランツによって殺害されてしまう。 レーグランツの憎悪に火をつけた張本人。エリュアードと比較されて周囲から無能とそしられるレーグランツに対して「兄のために家を出て行け」と言い放った。 レーグランツ・ヴォン・ハインベルグ エリュアードの弟。愛称は「レイ」。ハインベルグ家の一員だが、奇妙で攻撃的な性格のため、彼を慕うものは皆無である。六大老の命令で、親族である首相を殺し、自ら首相になり大陸に戦火を広げた。 彼は常に周りから、自分より優秀な兄であるエリュアードと比較され「無能」として扱われてきていた。そしてある日、叔父であるアルブレヒツから「エリュアードのために家から出て行け」と言われ、ハインベルグ家に対して屈折した思いを抱くこととなる。 エリュアードに対する感情も憎悪と悲哀に満ちており、「ナルシストのお前がオレのことなんか気にかけているわけがない」と思い込んでいる(実際には、エリュアードは弟のことを気にかけて将来のことを考えていた。 六大老の命令を受けてアルブレヒツを始末し、自分が共和国の支配者となった。自分を追放しようとしたハインベルグ家を「呪われた家系」と呼び、それがこの世に存在することが許せなかったレーグランツは、最後にエリュアードも始末しようとマギの力を手に襲い掛かるが敗北。だが、マギの力を失っても執念は失われず、最後の一戦を挑んだ後、兄に看取られてこの世を去った。その際に、レーグランツは最後まで兄に勝てなかったことを悔やんでいた。 ガイル・マロウィッツ 首相の影のように従う首相補佐官で、六大老と首相の関係を知っている唯一の人物。口が堅く、任された仕事を黙ってやり遂げる人物のため、首相が秘密を共有できる唯一の友人でもある。 エリュアードが旅立ってから、エリュアードに絶え間なく情報と金銭的な援助を重ねる。 アロン・エミル 政府軍所属の将校。念力を使う超能力者で、プリセロナ陣営に大きな損害を与えた。子供の頃は超能力者という理由だけで蔑視されながら育てられた。 実の妹であるクスコ・エミルを愛しており、プリセロナの過酷な尋問で廃人となってもそれは消えず、妹の保護を条件に情報を提供した。その後、自ら舌を噛み切って死亡する。 クスコ・エミル 政府軍所属の将校。アロン・エミルの妹。兄と同じく超能力を持っており、その力で人形を操る。超能力者という理由だけで蔑視されながら育てられた。子供の頃から同じ苦しみを味わってきた兄に好意を持っている。 兄を捕らえたエリュアード一行に復讐するため、人形を武器に戦いを挑んでくるが、敗北。兄を思いながらこの世を去った。 グランツ 共和国自由同盟軍所属の中尉。女性の前ではホラを吹くが、いざ戦争がはじまると真っ先に逃げたという噂がある。エリュアードが大嫌いだが、肝心のエリュアードは彼の名前すら覚えていない。エリュアードを殺そうとしたためマリアの怒りを買い、戦闘の際に事故死してしまう。 ハス グランツの金魚のふん。グランツと同じく自由同盟軍所属の中尉で、少しどもる癖がある。グランツが世界で最も強いと思っている。マリアが意図的にではないとは言え、グランツを殺害する現場を見てしまったため、口封じに殺されてしまう。 マティア・ビヤンソン 共和国西部の町ペルガモスに住む若者。共和国西部にあるプリセロナ青年団員だった兄の死が東部の陰謀だと信じ込み、兄の仇をとるためにダラントの魔力を使って、700年前に死んだ7人の領主の一人であるアケナトンを復活させた。 アケナトン 過去にウァルケンスヴァルド地域を治めた領主。 新世紀暦1255年、混乱に乗じ大陸の西部を治めていた領主達を集め、七人委員会なるものを構成し、初代大統領になる。以後、8年に決められた自分の任期を無理に延長させようと憲法改正を進め、他の領主達と摩擦を起こした。そのため、アシリオン帝国の支援を受けて政治権力の掌握を図るようになる。 しかし、帝国との連携を他の6人の領主に察知され、戦争を起こすが敗北。6領主との戦いに敗れたアケナトンは帝国暦15年、ウァルケンスヴァルド城に監禁され、獄死した。 初当選での任期8年、再任8年、そして3年間の内戦を含めて、延べ19年の長期執権として記録に残された。以後、共和国は内閣制を導入し、首相を選出することになる。
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