一部区間の存廃問題とは? わかりやすく解説

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一部区間の存廃問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 13:02 UTC 版)

根室本線」の記事における「一部区間の存廃問題」の解説

2016年平成28年11月18日JR北海道厳し経営状況理由に「自社単独維持することが困難な路線」として、10路線13区間を発表した根室本線のうち、新得駅 - 帯広駅間はJR北海道単独維持可能、帯広駅 - 釧路駅間は当面JR北海道による運営維持継続するものの、地上設備管理を行う北海道高速鉄道開発との関連検討進めるとしている。一方滝川駅 - 富良野駅間釧路駅 - 根室駅間は「自社単独では老朽土木構造物更新含め安全な鉄道サービス」を持続的に維持するための費用確保できない線区」とされ、今後経費節減運賃値上げ利用促進策上下分離方式への転換などを軸に沿線自治体協議する予定である。富良野駅 - 新得駅間は「持続可能な交通体系とするためにバス等への転換について地域皆様相談開始します。」とされ、鉄道路線廃止してバス等転換することを沿線自治体協議する予定である。 同年8月31日北海道上陸した台風10号による被害影響2020年7月時点運行休止続いている東鹿越駅 - 新得駅間は、廃止検討区間含まれている。富良野市など沿線自治体存続求めているが、JR北海道バス転換希望していることと工費多額なため復旧工事行っていない。仮に富良野駅 - 新得駅間が廃止される場合信越本線東北本線2002年12月4日から2010年12月4日まで)・鹿児島本線といった整備新幹線開業に伴う並行在来線部分廃止第三セクター鉄道化とは別の理由で「本線」級のJR路線分断される初の事例となる。 2019年令和元年11月13日JR北海道南富良野町との会談で、東鹿越駅 - 新得駅間を復旧して富良野駅 - 新得駅全線運行再開した場合年間で9億8千万円の赤字見込まれる旨の試算示したまた、同日に、富良野駅 - 幾寅駅間にバス幾寅駅 - 新得駅間にワゴン車走らせた場合経費が、年間1億1千万円が見込まれる旨の試算示した2020年令和2年9月5日 - 22日土日祝には、星野リゾート トマムから幾寅駅道の駅南ふらの経由して富良野駅へ結ぶ観光バス片道1本運行された。利用にはインターネット通じた事前予約制で、料金実証実験のため無料であった2020年令和2年10月11日国土交通大臣赤羽一嘉幾寅駅落合駅周辺被災状況視察同日には富良野市地元自治体JR北海道との意見交換が行われ、赤羽は、東鹿越駅 - 新得駅間を復旧させるにあたって地元意見踏まえた上でJR北海道への支援検討する考え示したが、同年12月国土交通省示した支援策に、当区間への支援盛り込まれなかった。そのため2021年令和3年7月沿線7市町村作る根室本線対策協議会」はこれまで拒んできたJR北海道との協議開始決定し10億9千万円の地元負担額の確保不可であれば廃止バス転換視野検討することとした。 2022年令和4年1月28日富良野市南富良野町新得町占冠村関連4市町村会合で「JR求め地元負担難しい。鉄道存続断念せざるを得ない」と、富良野駅 - 新得駅間についての鉄道存続断念しバス転換容認することを表明した

※この「一部区間の存廃問題」の解説は、「根室本線」の解説の一部です。
「一部区間の存廃問題」を含む「根室本線」の記事については、「根室本線」の概要を参照ください。

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