一部区間の直流化とは? わかりやすく解説

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一部区間の直流化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:00 UTC 版)

北陸本線」の記事における「一部区間の直流化」の解説

湖西線#直流化工事」、「田村駅#歴史」、「長浜駅#直流電化の終端」、「近江塩津駅#直流化工事による輸送改善」、および「敦賀駅#北陸本線湖西線直流化工事」も参照 1974年7月20日湖西線開業し近江塩津駅 - 敦賀駅間で3往復湖西線直通普通列車気動車運転されるようになったが、本数少なく北陸線列車との接続悪かった多く客車普通列車1985年3月14日改正交直流電車475419系電車置き換えられたものの、長らく電化方式違いにより交直流電車ローカル用に新製することはできず、北陸線ローカル列車本数少なく東海道線米原駅乗り換える必要があり不便であった。また気動車彦根駅までの運転は1989年3月11日米原駅発着新快速増発により廃止になった。 そこで地域活性化する手段として京阪神からの新快速直通運転滋賀県長浜市主体計画し費用地元負担により1991年9月14日米原駅 - 長浜駅間が直流電化切り替えられた。これは坂田駅 - 田村駅間に設置されていた交直のデッドセクション長浜駅 - 虎姫駅間に移設し、長浜駅まで直流電車乗り入れを可能とさせたものである。この結果本数増発などで観光客の増加地元人口の増加などの効果呼び大きな成果上げた。この長浜駅までの直流化により、木ノ本駅までの区間運転も電車に置き換わり、本数増発された。のちに区間運転の一部琵琶湖環状線構想一環として近江今津駅まで延長され湖西線北部区間との直通運転始まった。さらに福井県敦賀市観光客誘致目的敦賀駅までの直流化を計画し2006年9月直流へと電化方式変更され同年10月21日より京阪神から新快速直通し、現在に至っている。 敦賀駅までの直流化のもう一つ目的である琵琶湖環状線構想実現として、湖西線経由敦賀駅発着新快速近江塩津駅折り返し米原駅経由新快速同一ホーム乗換短時間接続となるようにダイヤ設定された。また1時間あたり1本の新快速以外に、一部時間帯米原駅長浜駅 - 近江塩津駅敦賀駅列車設定されており、湖北地区では一部時間帯除き1時間あたり2本が、また湖北 - 湖西間も近江塩津駅乗り換え1時間あたり1本の列車運行されていたが、2011年3月12日改正一部列車廃止または臨時列車土曜日休日のみ)に変更された。長浜駅以北の各駅でホーム整備が行われた。直流125系電車増備従来小浜線用車と増備車が小浜線含め通運用)と交直両用新形車両521系電車新製により、この区間京阪神直通223系ローカル用の両形式運転されることとなった。 なお、JR化後のこの区間ローカル輸送関連では地元自治体駅舎駅前広場整備、あるいは利用促進のための自治体広報PRや、京阪神からの観光客呼び込み施策などを積極的に行っている。直流化工事地元負担よるもの大きく利用促進一方でさらなる増発要望JR西日本出している。さらに、同区間では北陸本線内で完結する列車(ほかに近江塩津駅から湖西線乗り入れ近江今津駅以北のみ運転する列車)と、米原駅から琵琶湖線乗り入れる列車(ほかに近江塩津駅から湖西線乗り入れ近江今津駅以南運転する列車)との間で、列車番号奇数偶数逆転している。これは前者米原駅起点基準とした北陸線の上下方向に、後者琵琶湖線JR京都線の上下方向列車番号合わせているためである。

※この「一部区間の直流化」の解説は、「北陸本線」の解説の一部です。
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