ロールス・ロイス・シルヴァーゴースト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/21 14:31 UTC 版)
シルヴァーゴースト(Silver Ghost)は、1906年から1925年にかけてイギリスのロールス・ロイスが製造・販売した大型高級乗用自動車「40/50HP」型車の愛称。
注釈
- ^ シャシのみ、当時のロールス・ロイスはシャシのみで販売しボディーはコーチビルダーが作っていた。
- ^ 40/50HPのシャシナンバーは60539から始まり60543は欠番。
- ^ 「世界の自動車」は14,392マイル(約23,315km)とする。
- ^ トランスミッション直後にべベルギアを設けてプロペラシャフトの回転駆動力を取り出し、専用クラッチ盤を介して前後輪の機械式ブレーキ作動の補助動力とする、複雑だが強力なサーボシステム。元はイスパノ・スイザが1919年に発表した大型高級車「H6B」用に、イスパノ・スイザの主任技術者マルク・ビルキヒトが考案、搭載したもの。これをスペインのロールス・ロイス代理店経営者がシルヴァーゴーストに移植したものを、ヘンリー・ロイスに見せたことが採用のきっかけになった。
- ^ 死んだ時。
出典
- 1 ロールス・ロイス・シルヴァーゴーストとは
- 2 ロールス・ロイス・シルヴァーゴーストの概要
- 3 公開
- 4 実績
- 5 脚注
ロールス・ロイス・シルヴァーゴースト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:49 UTC 版)
「御料車」の記事における「ロールス・ロイス・シルヴァーゴースト」の解説
1921年(大正10年)に2台が導入されたロールス・ロイス・シルヴァーゴースト(フーパー製リムジンボディ)。輸入を請け負ったのは当時の日本におけるロールス・ロイス代理店になっていた東京瓦斯電気工業(現在のいすゞ自動車、日野自動車、ハスクバーナ・ゼノアの前身)。 導入後の1923年(大正12年)に日本とイギリスとの同盟関係は失われたものの、その後昭和天皇時代の1936年(昭和11年)まで使用された。1923年に起きた暗殺未遂事件「虎ノ門事件」ではこのロールス・ロイスのうち1台が被災車となり、銃撃に対する防御が皆無に等しかったことが問題となった。これは次の代の御料車となったメルセデス・ベンツにおける防弾装備充実の一因ともなった。 用途廃棄後は車体は解体され、エンジンは吹上御所内の緊急用井戸のくみ上げポンプの動力として使用された後、その後民間に払い下げられ、ラジエーターはドイツ料理のレストランの「ケテルス」のロールス・ロイスに使用された。
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