スコティッシュ・2000マイル・リライアビリティ・トライアル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:36 UTC 版)
「ロールス・ロイス・シルヴァーゴースト」の記事における「スコティッシュ・2000マイル・リライアビリティ・トライアル」の解説
1907年、王立自動車クラブ(RAC)の主催で、スコットランドで「2000マイル・スコティッシュ・トライアル」が開催されることになった。そこでこれを機に、ロールス・ロイス社主で自身レーシング・ドライバーでもあったチャールズ・ロールズらは、トライアル参加を兼ねた、40/50HPの耐久テストを目論んだ。 テスト車となった40/50HP型は製造順12番目、シャーシナンバー60551、ナンバープレート「AX201」。バーカー製オープンボディは1907年3月始めに架装されたもので当初は緑色だったが、ロールス・ロイスのマネージャー、クロード・ジョンソンの特注で銀色に塗り替えられ、通常ニッケルメッキのラジエターシュラウドやウィンドシールドフレーム、ヘッドライトを銀メッキに変更して仕上げられ、極めて静粛なエンジン音とその姿から「シルヴァーゴースト」(The Silver Ghost )と名付けられた。 1907年6月21日にロンドンを自走で出発したシルヴァーゴースト号は、24日から5日間に渡ってスコティッシュ・トライアルに参加、チャールズ・ロールズたちの運転で2,000マイル(約3,200km)を走破して、速度や信頼性、燃費を総合評価され、金賞を獲得した。その間のトラブルは、走行中の振動で燃料コックが閉じてエンストしたという1回のみであった。
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