メルセデス・ベンツ W196とは? わかりやすく解説

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メルセデス・ベンツ・W196

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/07 01:22 UTC 版)

メルセデス・ベンツ・W196 (Mercedes-Benz W196) は、メルセデス・ベンツ1954年1955年F1世界選手権で使用したフォーミュラ1カーである。12戦中9勝を記録し、ファン・マヌエル・ファンジオが2年連続ドライバーズチャンピオンを獲得した。




  1. ^ メルセデス・ベンツ以外にデビューウィンを記録したコンストラクターは、1950年のアルファロメオ(選手権開幕戦の優勝につきデビュー扱いとなる)、1977年ウルフ2009年ブラウンGPの3例がある。
  2. ^ エンジンを寝かせる搭載方法は、1986年のブラバム・BT55ゴードン・マレー設計)でも試みられた。
  3. ^ W154はV12エンジンを車体中心線から6.5度斜めにして搭載し、ドライブシャフトを操縦席の脇に通した。
  4. ^ 1961年のルール変更でタイヤを覆うボディワークの使用は禁止された。
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  1. ^ Mercedes racing car used by Fangio sells for nearly $30 million
  2. ^ 『メルセデスベンツ グランプリカーズ 1934-1955』、229 - 230頁。


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300SLRの開発詳細は「メルセデス・ベンツ・300SLR」を参照同時期にF1用の車両も準備をする必要があり、フォーミュラ1車両とレース専用スポーツカーを同時に開発することは現実的ではないとダイムラー・ベンツの技術陣は考え、このレース専用スポーツカーは基本的な設計をW196と共有した車両として開発された。そのため、型番も共有して「W196S」となるが、この呼び方はフォーミュラ1車両の「W196R」と混同を招くため、技術陣の間では早くから「300SLR」と呼ばれた。その名称から発表当初から「300SL」の発展形と思われがちだったが、車両としては全く関連がなく、両車の関係を当時のジャーナリストのデニス・ジェンキンソンは「要するに排気量が3リッターであること以外、何の関係もない」と端的に評した。その3リッターのエンジンは排気量こそ異なるが、基本構造はF1用の2.5リッターのM196エンジンそのままで、ボア径とストロークをそれぞれ伸長することで排気量を増大させている。エンジン特性も高回転時の大きなトルクはスポーツカーレースではそれほど必要としないと考え、最高回転数は落とされ、ストローク長が長くなっているにもかかわらず、ピストンスピードもM196エンジンよりも低く抑えられている。エンジン重量の増大に対応するため、レーシングカー用のエンジンとしては初めて、アルミニウム合金製のシリンダーブロックを採用して軽量化が図られた。エンジンとボディ以外はW196Rとほぼ同じである。300SLRはW196Rより200㎏から300㎏ほど重いが、エンジン出力は300SLRのほうが大きく、速さの点で両車両の性能差はほとんどなかった。1954年9月にモンツァで行われた最初のテストでファンジオが記録したタイムは、自身がW196Rで樹立した当時のラップレコードと比べ、走り始めからわずか3秒落ちるのみだった。レースにおける活躍
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