レーシングエンジンとしての直8
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 05:10 UTC 版)
「直列8気筒」の記事における「レーシングエンジンとしての直8」の解説
第二次世界大戦前のグランプリなどの大レースを席巻したブガッティ・タイプ35の他、第二次世界大戦後もフォーミュラカーを代表とするレース用としてはいくつかの成功例がある。著名な例として、戦前から活躍していたアルファロメオ・158とその改良型であるアルファロメオ・159、斬新過ぎる技術を惜しみ無くつぎ込んだメルセデス・ベンツ・W196とその姉妹車であるメルセデス・ベンツ・300SLRが挙げられる。 両者とも無類の強さを発揮し、アルファロメオは1950年と1951年、メルセデス・ベンツは1954年と1955年のF1世界選手権ドライバーズチャンピオンを獲得している。しかし、前者は予算不足、後者は1955年のル・マン24時間レースの大惨事が原因で撤退。その後の8気筒エンジンは、ミッドシップレイアウトに都合の良いV8が主流となり、レーシングエンジンとしての直8エンジンは消滅した。
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